目次
第1部 法の支配と法治国家の概観(法の支配とは何であるか、それは何故重要なのか;法の支配と法治国原理の基礎について;法治国家原理と法の支配の哲学的基礎;法の支配(と法治国)
法哲学方法論としての法の支配論と法治国家論
国家を超えた場面への法の支配の適用
立憲主義のためのグローバルな規範としての法の支配
憲法による権利の塹壕化と意思理論の不幸な結合―ルソーからウォルドロンまで
法という測定基準―国家からグローバルな場面に(そしてHamdanからAl Jeddaに)至るまでの法の非手段的な側面
法の支配、法治国家その他の国際的な法理―その収斂と差異の言語上の諸側面)
第2部 法の支配と法治国家に関する各論的状況(自由、平等、適法性;ドイツにおける法治国家原理―その始まりから今日までの展開;比較的視点でみるドイツの法治国家;法の支配というロシアの裁判法理―その後20年;法とは土手道である―比喩とロシアにおける法の支配;アメリカにおける憲法解釈と法の支配の実体的理解;法による政府の樹立―1776年から1779年にかけてのアダムズとジェファーソン;「法の支配」と「法治国家」―我々はどこから来たか、そしてどこへ向かっているか;中東における法の支配;ブラジルにおける法の支配の待望―ブラジルの法の支配の不十分な表現についてのメタ法的な分析;法の支配と国際連合)
著者等紹介
Silkenat,James R.[SILKENAT,JAMES R.] [Silkenat,James R.]
Sullivan&Worcesterのニューヨーク事務所パートナー、法人部門所属。構成員数40万のABA(アメリカ法曹協会)の元会長。主要な活動は国際ジョイントベンチャー、企業合併及び企業買収、民間化、プロジェクト・ファイナンス取引(先進国及び途上国)、プライベート・エクィティ・ファンド。エネルギー業、ホテル業、製造業、輸送業、通信業において経験豊富である。Counsil on Foreign Relations(外交問題評議会)及びAmerican Law Institute(アメリカ法律協会)の構成員であり、国務省フルブライト・外交官プログラムの特別会員を務め、National Endowment for the Humanities(全米人文科学基金)の特別会員でもあった。また、American Bar Foundation(アメリカ法曹財団)の終身特別会員も務めている。World Justice Projectの理事である。2000年にDrury大学から永年功績に対する卒業生特別表彰を受け、2007年にはABA国際法部門から永年功績賞を受けた
Hickey,Jr.,James E.[HICKEY,JR.,JAMES E.] [Hickey,Jr.,James E.]
Hofstra大学Maurice A.Deaneロースクール教授、国際プログラムの元理事。エネルギー・国際法コースを担当。ケンブリッジ大学法学部Lauterpacht国際法センターの客員研究員を2度務めた。ワシントンDCの2つの法律事務所でエネルギー法・国際法を担当。ABAの電気産業改革特別委員会の議長を務めた。また、ブリュッセルのEnergy Charter(エネルギー憲章)事務局顧問とNational Petroleum Council(全米石油審議会)特別補佐を務めた。ABAの出版部の環境・エネルギー・資源部門の委員であり、American Bar Foundationの会員である。4冊の書物を含め60以上の著作がある。ジョージア大学のJDの学位とケンブリッジ大学(Jesus College)の国際法の博士の学位を有する。ケンブリッジ大学で国際法の教鞭をとったほか、世界中の数多くの大学を訪問し、そこで教鞭をとっている
Barenboim,Peter D.[BARENBOIM,PETER D.] [Barenboim,Peter D.]
刑法、憲法、銀行法を主な活動領域とする弁護士。モスクワ国立大学から法学士と法学博士の学位を得た。ロンドンにあるInternational Bar Association(国際法曹協会)の評議会の構成員であり、モスクワにあるInternational Union(Commonwealth) of Advocates(連邦弁護士連合)の第1副会長とモスクワ市弁護士会議所の国際委員会議長を務める。30の書物と250以上の論文を著している。アメリカ、フランス、ロシアのロースクールで教鞭をとった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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