出版社内容情報
鈴木敬夫[スズキケイフ]
目次
緒論 社会至上の法治国を建設しよう
第1部 いま、なぜ人権憲政か(人権の普遍性と人権文化についての解析;中国における農民の権利―無差別の原則と人間の尊厳;少数民族教育の民族性と教育を受ける権利)
第2部 法治における不寛容を問う(寛容と自由の張力について;現代の制度における寛容の機能について―現代の制度における寛容の本性と自由な秩序の形成;政治的寛容の憲政実現メカニズム;法律上の寛容とはどういうことか;寛容:宗教の自由及び宗教間対話の前提;寛容の思想と思想の寛容―儒学思想と寛容な憲政)
第3部 中国のC.シュミット旋風と党国体制論批判(中国的文脈におけるシュミット問題;ここ十年における中国国家主義思潮の批判;政治憲法学の興起と発展)
第4部 中国における法治の軌跡と曲線(中国の農村土地収用に関する憲法の窮境;憲政における梁啓超の人権思想;司法の広場化から司法の劇場化へ―記号学の視点から;中国法治の30年―その軌跡と曲線)
結論 現代法の精神についての論考
著者等紹介
鈴木敬夫[スズキケイフ]
1938年~。札幌学院大学名誉教授、日本札幌市出身。専修大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、高麗大学大学院法学研究科博士課程学点取得退学(法学博士)、フライブルク大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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