内容説明
語られること多くして、知られること少ない「人間の尊厳」の核心に迫る試み。ドイツにおける憲法学、(法)哲学、生命倫理で重層的に展開された初期の人間の生命の法的地位をめぐる錯綜した議論を解き明かす。
目次
序章 「人間の尊厳と人間の生命」を考えるにあたって
第1章 人間の尊厳の法的意味
第2章 人間の生命の法的意味
第3章 人間の尊厳と人間の生命との関係
第4章 人間の尊厳と人間の生命の保護範囲―胚の法的地位
第5章 生殖医学の進歩と人間の尊厳・人間の生命の保護(1)
第6章 生殖医学の進歩と人間の尊厳・人間の生命の保護(2)―クローン
著者等紹介
西野基継[ニシノモトツグ]
1951年岐阜県羽鳥郡笠松町出生。1974年京都大学法学部卒業。1980年京都大学大学院法学研究科基礎法学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、愛知大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。