目次
第1章 ホッブズの所有権概念と法の支配―『市民論』を中心に(ホッブズの所有権概念―「私権」「憲法」「行政」;ロウスンによるホッブズ批判―「共同体」の倫理と論理;ホッブズの法理論―「法の支配」の三類型)
第2章 ロウスンによる「古来の国制」論批判―神学者の立憲主義(ロウスン研究の視角;「古来の国制」とロウスン;「古来の国制」論の枠組み;慣習・歴史的継続性・権力の「混合」;摂理の思想)
第3章 一九世紀イングランドにおけるホッブズ再生の一背景(ホッブズの思想への封印;テキストの出現と出版市場)
第4章 スティーヴンによる刑事法の法典化(法典化の機縁;法の支配と国会の主権;法典の「完全性」をめぐって;法典論の基礎にある「法の科学」;「法の科学」の根底にあるもの)
第5章 日本国憲法における「信託」の含意―「法人」からの離脱(立憲主義的な憲法の意味;明治憲法と法人理論;日本国憲法と信託理論)
著者等紹介
山本陽一[ヤマモトヨウイチ]
1963年岡山市生まれ。1987年一橋大学法学部卒業。1998年大阪大学大学院法学研究科博士後期課程修了。現在、香川大学法学部教授(法思想史、法哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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