内容説明
本書は、筆者が大学院入学以来取り組んできた、フランスにおける国会議員の免責特権に関する複数の研究論文をまとめ慶應義塾大学に提出した、博士学位請求論文「フランスにおける議員免責特権の研究」(二〇〇五年一月・博士(法学)授与)に加筆・修正したものである。
目次
序章 問題の所在
第1章 日本における議員免責特権論の特質
第2章 日本における議員免責特権をめぐる学説・判例の新たな展開
第3章 フランスにおける議員免責特権の歴史的・理論的展開
第4章 フランスにおける「議員」と「議院」の特権論
第5章 フランスにおける議員免責特権関連規定の適用範囲をめぐる解釈論
第6章 フランスにおける議員免責特権に関する憲法規定と通常法律規定の関係
第7章 フランス議員免責特権論における「責任」と国家補償―アメリカとの比較
第8章 フランスにおける議員免責特権の現代的展開―一八八一年法律改正と憲法院違憲判決
終章 まとめと展望
著者等紹介
新井誠[アライマコト]
1972年10月群馬県生まれ。1995年3月学習院大学法学部法学科卒業。1998年3月明治大学大学院法学研究科博士前期課程修了。2001年3月慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。2001年4月釧路公立大学経済学部講師。2003年4月釧路公立大学経済学部助教授。2005年1月博士(法学)(慶應義塾大学)。2007年4月東北学院大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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