内容説明
人間の尊厳に根差した人格主義の立場から、生命科学技術をめぐる諸問題を法哲学、倫理学、刑法学的に考察。
目次
第1部 総論:人間の尊厳(テーマに入る前に;「人間の尊厳」思想の歴史;人間の尊厳とは何か。人間の尊厳に関する重要な言葉遣いの内容と歴史的背景;憲法の問題としての「個人の尊重」、「人間の尊厳」および「個人の尊厳」;なぜ例外なく人間の尊厳を尊重すべきなのか;人間の尊厳は生命倫理と生命法の判断基準になりうるか)
第2部 各論:生命倫理・生命法(治療行為をめぐる問題―患者の意思の尊重、先端医療技術の適正な使用、医療の客観的限界;生殖行為(procreation)をめぐる問題―ヒト胚の尊厳・生殖の尊厳:初期の生命・生命の始まりの保護
殺害行為をめぐる問題―人間の尊厳と生命の客観的価値:生命の等価性と殺害の禁止)
著者等紹介
ヨンパルト,ホセ[ヨンパルト,ホセ][Llompart,Jos´e]
1930年マヨルカ(スペイン)に生まれる。1954年哲学修士、同年来日。1962年神学修士(ドイツ)、1年間ベルギー滞在。1967年ボン大学法学博士。2000年上智大学法学部教授として定年退職、上智大学名誉教授
秋葉悦子[アキバエツコ]
1958年千葉県に生まれる。1991年上智大学大学院法学研究科博士後期課程修了。上智大学法学部助手、国立精神神経センター・精神保健研究所研究員等を経て、富山大学経済学部経営法学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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