学際レクチャーシリーズ<br> 近代皇室制度の形成―明治皇室典範のできるまで

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学際レクチャーシリーズ
近代皇室制度の形成―明治皇室典範のできるまで

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  • サイズ A6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784792302245
  • NDC分類 323.15
  • Cコード C3032

内容説明

伊藤博文、井上毅、柳原前光らの間に取り交わされた多量の書翰を丹念に分析し、伝統皇室法と近代西欧法との融合に如何に腐心したかを描出する。

目次

第1章 皇室典範制定前史(明治初年の皇親論議;岩倉具視の奉儀局開設建議;内視取調局での調査立案;制度取調局での調査立案)
第2章 枢密院御諮詢案の成立(柳原初稿の成立まで;柳原再稿の成立まで;柳原三稿の成立まで;御諮詢案の成立まで)
第3章 明治皇室典範の成立(枢密院第一審会議まで;枢密院再審会議まで;枢密院三審会議まで;皇室典範義解の成立まで)
附論(皇族令〈B五六〉について;皇室典範義解〈A四二〉について)
附録 皇室典範義解〈枢密院制諮詢案並びに正文〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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3
伊藤博文、井上毅、柳原前光らの書簡等を参考にしながら、明治皇室典範制定の前段階からいかにして皇室典範が形成されたのかを明らかにした一冊。日本の律令法制、古代中世の天皇制度等の知識から海外の王室の法制度まで、文字通り古今東西の知識を動員して典範が形成されてきたことがわかる。そして井上毅の博覧強記ぶりはやはり凄い。典範制定前の史料等も掲載されており、明治の典範との比較はもちろんのこと現行の典範との比較にも役立つだろう。2020/09/03

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