出版社内容情報
入試対策に欠かせない102枚の重要地図が切り離して使えます。切りとってノートに貼れば,即サブノートになります。【本書の利用法】
世界史が苦手だという人は,時の流れにのみ気をとられ,空間の広がりの中で歴史事象を把握することをおこたっている場合が多いようです.人類の営みの総てが地球上の一角で行われているのです.したがって,世界史の理解のためには,縦軸の「時間」と横軸の「空間」との双方から歴史事象をとらえて整理しておくことが大切です.
本書の特色は歴史事象を時間と空間の双方から視覚的・立体的に覚えやすいように工夫したところにあります.
本書のそれぞれの地図を切りとってノートに貼り,授業中の板書事項を加えてゆけば,それだけで立派なサブノートを作ることができ,定期テストや受験に大いに役立つはずです.切りとるのが面倒な人は,このまま右ページに重要事項・関連事項を書きこんでください.
また,切り抜いてボール紙などに貼りつけて地図カードを作り,英単語カードのように手もとにおいてヒマのあるたびに見るようにし,地名・地域と関連事項とを正確に頭に入れるのに活用するのも一法です.
本書の白地図は,諸君が自分で書きこんで使えるよう,利用頻度の大きいものを用意してみました.地名などを書きこみながら位置の確認などに活用してください.
巻末の「地図問題に強くなる実戦テスト」は,実際の入試から地図を使った問題を選んだものです.サブノートが完成したらチャレンジしてみましょう.
本書を活用して,定期テストや受験での得点アップを実現し,世界史を得意科目にしてください.
1 文明のおこり
先史時代のヨーロッパ/古代オリエント/古代ギリシア/ヘレニズム世界/古代ローマ史上の主な戦場/キリスト教関係/古代イラン/古代インド/東南アジア諸国/古代中国の主な遺跡/漢代のアジア/アフリカ
2 東アジア文化圏の形成と発展
内陸アジアの民族移動/三国時代の中国/南北朝の対立/隋代の中国/唐代の東アジア/北宋時代の東アジア/12世紀の東アジア/モンゴル帝国/明代の中国/清代の東アジア/中国関係歴代首都/仏教の伝播と主要遺跡
3 西アジア文化圏の形成と発展
6世紀後半の西アジア/イスラム帝国の発展/イスラム帝国の分裂/セルジューク朝/ベルベル人の活動/イル‐ハン国/チムール帝国とマムルーク朝/オスマン‐トルコとサファビー朝/ムガル帝国/15世紀頃の東南アジアの諸国家
4 ヨーロッパ文化圏の形成と発展
ゲルマン民族の移動/カール大帝の帝国/フランク王国の分裂/バイキングの活躍/スラブ民族の発展/ユスチニアヌス時代のビザンチン帝国/十字軍時代/中世都市/百年戦争/中世キリスト教関係主要地名/中世の西欧文化/ルネサンス時代のイタリア/西欧諸国のルネサンス/大航海時代/宗教改革の時代/16世紀のヨーロッパ/清教徒革命当時のイギリス/ルイ14世の侵略戦争/絶対主義時代の主要条約締結地/18世紀半ばのヨーロッパ/ヨーロッパ諸国のアジア進出/アメリカにおける植民活動/17・18世紀のヨーロッパ文化/新しい思想の始まり
5 19世紀の世界
アメリカの独立/フランス革命/ナポレオン全盛時代/ウィーン会議後のヨーロッパ/イギリスの産業革命/西アジアの動向/イギリスのインド支配/フランスのインドシナ支配/アヘン戦争/太平天国の乱とアロー戦争/ロシアの東方進出/ラテン‐アメリカの独立/1848年のヨーロッパ/イタリアの独立/ドイツの統一/アメリカ合衆国の発展/ベルリン条約によるバルカン半島/19世紀末のヨーロッパ/アフリカ分割/中国分割/辛亥革命関係図/アジアの民族運動
6 両大戦間の世界
第1次世界大戦直前のバルカン/第1次世界大戦/第1次世界大戦後のヨーロッパ/第1次世界大戦後のヨーロッパ諸国/第1次世界大戦後の西アジア/1920年代の中国/1930年代の中国/ナチス‐ドイツの侵略/イタリアの侵略/第2次世界大戦中のヨーロッパ
7 今日の世界と日本
冷たい戦争のはじまり/北大西洋条約機構とワルシャワ条約機構/ヨーロッパの経済ブロック/東欧諸国の動向/第2次世界大戦後のアジアの独立国/第2次世界大戦後の西アジア/朝鮮戦争/東南アジアの動向/ベトナム戦争/アフリカの動向/イスラエルをめぐる動向/ラテン‐アメリカ諸国の動向
演習篇 地図問題に強くなる実戦テスト
亀岡 良平[カメオカ リョウヘイ]
著・文・その他