内容説明
喪失からの出発。言語の解体。そして誰でもないものへの問い。ツェランの詩は、他者への回路を失った現代人の深部に谺する。処女詩集『骨壷たちからの砂』、『時の屋敷』、『補遺詩篇』などを収録。
目次
骨壷たちからの砂(一九四八)(いくつもの門で;罌粟と記憶;死のフーガ)
時の屋敷(一九七六)((さすらう宿根草よ)
(悪意のある月たちが)
(金色) ほか)
補遺詩篇(海の歌;陸地;黒い冠 ほか)
著者等紹介
中村朝子[ナカムラアサコ]
上智大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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