内容説明
子供、神経症、尊厳死、マインドコントロール、レイプ、セックス、民族問題…「人間は本能の壊れた動物である」というテーゼの下に独自の精神分析を樹立した岸田秀が、気鋭の知識人たちの力を借りて、人間の本性に迫る。
目次
ものわかりのいい親ほど危ない!?(鳥山敏子)
ヴァーチャルに泳ぐ子供たち(中島梓)
女子中学生の気持ち(花井愛子)
青少年犯罪の未来学(福島章)
レイプ神話の解体(落合恵子)
ものぐさマインドコントロール(天野祐吉)
尊厳死の行方(山折哲雄)
惑いの国ニッポン―神経症をめぐって(渡辺利夫)
マンネリこそは偉大なるエネルギー(奥本大三郎)
官能と性愛の間(内田春菊)
母親幻想=アジア幻論(松本健一)
せめぎ合う民族摩擦の時代(山口昌男)