出版社内容情報
現実と虚構の境界線がますます曖昧な時代に
何千年もの間、多くの哲学者たちが真理の本質を理解しようと尽力してきた。その結果、正しい知識について膨大な知見が蓄積されはしたが、その一方で無知、虚偽、錯覚、妄想といった否定的な意味をもつ認識の重要性は見過ごされてきた。本書では〈現実を間違って理解するとはどのようなことか〉という、古くはプラトンの『テアイテトス』にさかのぼる難問に稀代の哲学者が挑む。
【目次】
内容説明
間違えることは、人間の欠陥ではない。むしろ知るための条件である。無知、虚偽、錯覚、妄想といった認識の失敗を手がかりに、知識を求める主観の真の姿を明らかにする。新実在論の旗手マルクス・ガブリエルが、認識論を根本から書き換える問題作。
目次
序論
第一章 意味(意味を拡張する;意味を制限する)
第二章 無意味(場の混乱としての第一階の形而上学;ローカルな混乱―意味と無意味;存在論的無意味;カーマンの挑戦―行間の無意味;主観の存在論的書名としての無意味)
第三章 主観性(主観性と可謬性;自然の中の主観性の位置;実践的主観性)
結論
著者等紹介
ガブリエル,マルクス[ガブリエル,マルクス] [Gabriel,Markus]
1980年、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)生まれ。哲学者。ボン大学教授。分析哲学と大陸哲学の分断を超えて、双方の思想的遺産を縦横無尽に融合させながら、「世界は存在しない」「存在するとは意味の場に現れることである」というテーゼを両軸とする〈新しい実在論〉を提唱し、21世紀の哲学界を牽引する
浅沼光樹[アサヌマコウキ]
1964年、岩手県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻(西洋哲学史)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。専門は哲学・哲学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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