出版社内容情報
ベンヤミンの言語、芸術、歴史への問いを手がかりに、思想の新たな可能性を切り開く
今に続く破局の経験から私たちは何を問い、何を思考することができるのか。途絶したベンヤミンの歩みを受け継ぎながら、瓦礫が積み重なる現代を正視する、危機に抗するための思想。
【目次】
内容説明
ベンヤミンの言語、芸術、歴史への問いを手がかりに、思想の新たな可能性を切り開く。今に続く破局の経験から私たちは何を問い、何を思考することができるのか。途絶したベンヤミンの歩みを受け継ぎながら、瓦礫が積み重なる現代を正視する、危機に抗するための思想。
目次
天使の変貌―ベンヤミンにおける言語と歴史をめぐる思考の像
第一部 言語の死後の生へ―ベンヤミンの言語哲学
第二部 破局の後の想像力―ベンヤミンとメディア
インテルメッツォ ポルボウへの旅
第三部 裂け目からよみがえるもの―ベンヤミンと芸術
第四部 地獄の底からの歴史―ベンヤミンの歴史哲学
歩行からの思考―破局の後に生き残る思考
著者等紹介
柿木伸之[カキギノブユキ]
専門は美学、哲学。芸術に関する評論も手がける。西南学院大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BlurMatsuo
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ベンヤミンの思想を通じ、さらに原民喜、殿敷侃の作品から、ホロコーストと原爆という第二次世界大戦下で人類の技術と政治が引き起こした惨劇の犠牲者たちが残した問いと抵抗を考える。中でも印象に残ったのは、第八章「想起」の話。ベンヤミンのいう「史的唯物論者が過去とともにする経験を啓示する」ということと、ここでも登場する大江健三郎か影響を受けたサルトルの語った小説家による「アンガジェ」に通じるものがあると思った。それはまさに、大江が『ヒロシマ・ノート』を記して社会運動に積極的に参加していったこととも繋がる。2026/05/17
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