この惑星の塵のなかで―哲学のホラー

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この惑星の塵のなかで―哲学のホラー

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791777396
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C0010

出版社内容情報

待望の初訳! 思考不可能な世界を呼び覚ます
今日、世界は私たちの思考の及ばないものとなりつつある。惑星規模の災害、パンデミックの勃発、そして迫り来る絶滅の危機。本書は、私たちが思考の彼方へと逃れ去る世界を思考するための手段として、ホラーというジャンルに目を向ける。ブラックメタルからラヴクラフト、さらには伊藤潤二の漫画まで--さまざまな作品を媒体としながら謎めいた奇才によって提唱される、独自の宇宙的悲観主義。


【目次】

内容説明

宇宙的恐怖が開く思考の彼方。待望の初邦訳。今日、世界は私たちの思考の及ばないものとなりつつある。惑星規模の災害、パンデミックの勃発、そして迫り来る絶滅の危機。本書は、私たちが思考の彼方へと逃れ去る世界を思考するための手段として、ホラーというジャンルに目を向ける。ブラックメタルからラヴクラフト、さらには伊藤潤二の漫画まで―さまざまな作品を媒体としながら謎めいた奇才によって提唱される、独自の宇宙的悲観主義。

目次

序章 不可知の雲
第一章 魔学に関する三つの問題(ブラックメタルにおける「黒い」という言葉の意味について;魔はいるのかどうか、いかにして魔を知るのかについて;魔学について、そしてそれが学問の名に値するかどうかについて)
第二章 オカルト哲学に関する六つの読書(前文―アグリッパ『オカルト哲学』について;マーロウ『フォースタス博士の悲劇』~ゲーテ『ファウスト』第一部;ホイートリ『黒魔団』~ブリッシュ『ブラック・イースター』 ほか)
第三章 神学のホラーに関する九つの討論(来世;冒〓的生命;取り巻くものとしての疫病 ほか)
「触手のある黒い空虚が低い声で囁く」

著者等紹介

サッカー,ユージーン[サッカー,ユージーン] [Thacker,Eugene]
公開されている情報は極めて少ない。アメリカ生まれ、比較文学の研究で学位を取得し、現在、ニューヨークのニュースクルール大学のメディア学の教授である。Biomedia(2004)、After Life(2010)などの刊行の後、2011年の本書を第1巻とする「哲学のホラー」3部作によって広く注目を集める。全体の論調は暗く、メランコリックで、その哲学的立場は「宇宙的悲観主義」とも称される。The Japan TimesにJホラーに関する連載を寄稿するなど、日本の思想文化に造詣が深いことでも知られている

浅沼光樹[アサヌマコウキ]
1964年、岩手県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士後期課程哲学専攻(西洋哲学史)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。専門は哲学・哲学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1
〈私たちにとっての世界〉と〈それ自身における世界〉と〈私たちのいない世界〉についてのお話。うぅ…難しかった。けど、マルコとルカの福音書に出てくる魔(レギオン)についての話は面白かった。この本では、ホラーというジャンルを道具に哲学するんではなく、哲学がホラーしているのです。2025/11/06

地面の底

0
人間ならざる未知なるものを人間的なものに回収されないように思考しようという問題意識はよく分かる。思考不可能なものについての思考の伝統を、神話的、神学的、実存的と整理し、自らの立場を宇宙論的あるいは気象学的として打ち立てるのも納得がいく。ただ細部に立ち入るとまだよく分からないところがある。存在を色、非存在を空のようなものと考えるとなんとなく分かったような気にはなる。2025/10/31

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