出版社内容情報
日本民俗学の巨人。いまこそ、その思想の核心へ。
山に生きる人々、漂泊民と常民、海や島をめぐる膨大なテクストをかきわけ、柳田国男の思想の根源に迫る。現代を代表する民俗学者が巨人の思想に肉薄しようと、一〇年にわたる歩行と思索によって著した『山の精神史』『漂泊の精神史』『海の精神史』の三部作が、いま定本として甦る。柳田国男生誕150年の今年、必読の書。
【目次】
内容説明
山に生きる人々、漂泊民と常民、海や島をめぐる膨大なテクストをかきわけ、柳田国男の思想の根源に迫る。現代を代表する民俗学者が巨人の思想に肉薄しようと、一〇年にわたる歩行と思索によって著した『山の精神史』『漂泊の精神史』『海の精神史』の三部作が、いま定本として甦る。圧倒的な柳田国男論。日本民俗学の巨人。いまこそ、その思想の核心へ。
目次
序章 柳田国男という方法
第1部 山の精神史(物語の闇・遠野にて;椎葉より;血と漂泊;天然の力;山人その後;山人の誕生;稲の風景;平地人と常民)
第2部 漂泊の精神史(帰化の坐覡;漂泊人種;神の子孫;日知と毛坊主;算所の太夫;皇子流寓譚;零落する語り部;オシラ遊び;菅江真澄の旅;漂泊と定住)
第3部 海の精神史(山島から;同胞の島へ;植民と移民;『民族』の時代;北の異族;一国民俗学;大東亜民俗学;花とイナウ;海上の道;遺言)
著者等紹介
赤坂憲雄[アカサカノリオ]
1953年東京生まれ。民俗学者。『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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