出版社内容情報
戦時下の大学で哲学に再び命を吹き込んだのは、4人の女性たちだった。
第二次世界大戦前夜、4人の女性たち--アンスコム、マードック、ミッジリー、フット--が大学で哲学を学びはじめる。男性の学者や学生が次々に召集されるなか、4人は、戦争の悲惨に直面しつつ、それでも客観的な道徳の基礎を求めて、新たな哲学のあり方を模索しつづけた。困難な問いに挑んだ女性たちの姿をいきいきと描き出した、圧巻の哲学ノンフィクション。
2022年英国歴史作家協会(HWA)ノンフィクション賞受賞、2022年全米批評家協会賞最終候補、『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』など多数の有力紙誌で年間最優秀書籍に選出。
【目次】
内容説明
第二次世界大戦前夜、4人の女性たち―アンスコム、マードック、ミッジリー、フット―が哲学を学びはじめる。男性の学者や学生が次々に召集されるなか、4人は、戦争の悲惨に直面しつつ、それでも客観的な道徳の基礎を求めて、新たな哲学のあり方を模索しつづけた。困難な問いに挑んだ女性たちの姿をいきいきと描き出した、圧巻の哲学ノンフィクション。英国歴史作家協会(HWA)ノンフィクション賞受賞作。
目次
プロローグ トルーマン氏の学位 オックスフォード 一九五六年十月
第一章 試用期間中 オックスフォード 一九三八年十月~一九三九年九月
第二章 戦時中の学生生活 オックスフォード 一九三九年九月~一九四二年六月
第三章 混乱と苦難のとき ケンブリッジ&ロンドン 一九四二年六月~一九四五年八月
第四章 パークタウン オックスフォード、ブリュッセル、グラーツ、ケンブリッジ&チジック 一九四五年九月~一九四七年八月
第五章 みんなで一斉に「ノー」! オックスフォード&ケンブリッジ 一九四七年十月~一九四八年七月
第六章 生に立ち返れ オックスフォード、ケンブリッジ、ダヴリン&ウィーン 一九四八年十月~一九五一年一月
第七章 形而上学的動物 ニューカッスル&オックスフォード 一九五〇年五月~一九五五年二月
エピローグ トルーマン氏の学位、再び オックスフォード 一九五六年五月
著者等紹介
マックール,クレア[マックール,クレア] [Mac Cumhaill,Clare]
英国ダラム大学准教授。知覚の哲学、行為の哲学、哲学史等を専門とする
ワイズマン,レイチェル[ワイズマン,レイチェル] [Wiseman,Rachael]
英国リヴァプール大学講師。専門は心の哲学・行為の哲学・倫理学の境界領域、および分析哲学史
木下頌子[キノシタショウコ]
桐朋学園大学音楽学部ほか非常勤講師。専門は分析哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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