出版社内容情報
「わたしたちのセクシュアリティ」と 自己変容の企み
レヴィナスはなにを規範とし、なにを不在にしたのか、そこにはなにが可能的に蠢いていたのか、そのテクストがいまクィアに/へ開かれていく。ジェンダークィアを生きる新進気鋭の著者によるまったく新しいレヴィナス論。
村上靖彦氏、藤高和輝氏推薦
内容説明
「わたしたちのセクシュアリティ」と自己変容の企み。レヴィナスはなにを規範とし、なにを不在にしたのか、そこにはなにが可能的に蠢いていたのか、そのテクストがいまクィアに/へ開かれていく。ジェンダークィアを生きる新進気鋭の著者によるまったく新しいレヴィナス論。
目次
第1部 レヴィナスをクィアに位置づける―初期レヴィナスを通じて(「女性的なもの」の概念解釈をめぐって―レヴィナス研究の諸問題;初期レヴィナスのクィアな読解―その規範性と可能性)
第2部 レヴィナスをクィアに問う―抹消されるクィアな人々の存在(クィアに「未来なし」?―『全体性と無限』における繁殖性概念の規範性;不可視化される老化の経験―『全体性と無限』における健常主義の問題)
第3部 レヴィナスをクィアな生/性へ開く―レヴィナスにおけるクィアな読解可能性(老化における「最後の繋がり」―後期レヴィナスのプルースト的セクシュアリティ;拡張される「皮膚」―ベルサーニを介した後期レヴィナスの愛撫論読解;「わたしたちのセクシュアリティ」―レヴィナスのテクストに潜在するクィアな自己変容について)
著者等紹介
古怒田望人[コヌタアサヒ]
いりや。1992年生まれ。ジェンダークィア。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、工学院大学等非常勤講師。専門は、哲学、クィア理論、トランスジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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