クィア・レヴィナス

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クィア・レヴィナス

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791777037
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

「わたしたちのセクシュアリティ」と 自己変容の企み
レヴィナスはなにを規範とし、なにを不在にしたのか、そこにはなにが可能的に蠢いていたのか、そのテクストがいまクィアに/へ開かれていく。ジェンダークィアを生きる新進気鋭の著者によるまったく新しいレヴィナス論。
村上靖彦氏、藤高和輝氏推薦

内容説明

「わたしたちのセクシュアリティ」と自己変容の企み。レヴィナスはなにを規範とし、なにを不在にしたのか、そこにはなにが可能的に蠢いていたのか、そのテクストがいまクィアに/へ開かれていく。ジェンダークィアを生きる新進気鋭の著者によるまったく新しいレヴィナス論。

目次

第1部 レヴィナスをクィアに位置づける―初期レヴィナスを通じて(「女性的なもの」の概念解釈をめぐって―レヴィナス研究の諸問題;初期レヴィナスのクィアな読解―その規範性と可能性)
第2部 レヴィナスをクィアに問う―抹消されるクィアな人々の存在(クィアに「未来なし」?―『全体性と無限』における繁殖性概念の規範性;不可視化される老化の経験―『全体性と無限』における健常主義の問題)
第3部 レヴィナスをクィアな生/性へ開く―レヴィナスにおけるクィアな読解可能性(老化における「最後の繋がり」―後期レヴィナスのプルースト的セクシュアリティ;拡張される「皮膚」―ベルサーニを介した後期レヴィナスの愛撫論読解;「わたしたちのセクシュアリティ」―レヴィナスのテクストに潜在するクィアな自己変容について)

著者等紹介

古怒田望人[コヌタアサヒ]
いりや。1992年生まれ。ジェンダークィア。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、工学院大学等非常勤講師。専門は、哲学、クィア理論、トランスジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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松本直哉

24
哲学書というものが苦手で、レヴィナスのレの字も知らない門外漢ではあるが、この哲学者の一見父権制的なテクストの裂け目から、それを裏切るクィアな側面を読み取ろうとする冒険を興味深く読んだ。第5章、後期レヴィナスの「老化」をめぐる論考から私が勝手に連想したのは、老化における性的不能である。不能といえばネガティブに聞こえるが、他方では勃起至上主義の男根的発想から自由になり、その代わりに接吻や愛撫によって他者と繋がり、言葉の良い意味での女性化、女性との同一化の契機になりうる。老人にも障害者にもクィアにも開かれた哲学2025/05/24

文狸

1
「女性的なもの」の概念についてはかねてより気がかりだっだので、その根底とする規範性については擁護の余地がないこと、ただそれでもなおレヴィナスをクィアに読解する可能性が開かれていること、という論旨が明確で読みやすかった。レヴィナスの人気は思想界はもちろんのこと医療の現場でもかなりの程度重要であり、特にケア論などと関連して今後参照する際に必ず留意すべき議論であると思った。2025/06/28

PETE

1
「思想家によって考えられたことは、考えられたことの中で考えられなかったことが始原の真正さに置き戻されることによってのみ、消え去る。」(Heidegger, "Was heißt denken?", Reclam, 2015)2025/05/06

空白少女

0
レヴィナスもプルーストも全然分からないけど、著者の考え方が好きで読んだ。クィア・リーディングの実践という点だけでも本研究(本書)の意義は非常に大きいと思う。2025/07/21

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