刑務所に回復共同体をつくる

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  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776894
  • NDC分類 326.54
  • Cコード C0036

出版社内容情報

《「あなたについて教えてください」と聞かれても絶対最後まで話さないような、そんな記憶や体験について語ってもらう場を作ることが、私の仕事だった--》
対等性と自由が尊重された集団のなかで対話を行い、個々人が抱える問題や症状からの回復を目指す「回復共同体(TC)」。映画『プリズン・サークル』の舞台となった島根県の官民協働刑務所で、日本初となるTCの立ち上げに携わった心理士が、その実践を初めて綴る。

内容説明

「あなたについて教えてください」と聞かれても絶対最後まで話さないような、そんな記憶や体験について語ってもらう場をつくることが、私の仕事だった―。対等性と自由が尊重された集団のなかで対話を行い、個々人が抱える問題や症状からの回復を目指す「回復共同体(TC)」。映画『プリズン・サークル』の舞台となった島根県の官民協働刑務所で、日本初となるTCの立ち上げに携わった心理士が、その実践を初めて綴る。

目次

序章 アミティの門を叩く―変化への入口
第1部 回復共同体と出会う(「援助職」という名の盾―少年鑑別所にて;専門家役割の模索―アミティとの出会いまで;回復共同体構築への準備―対話にならない会話)
第2部 回復共同体をともにつくる(罰を受ける場としての刑務所―トラウマティックな組織の住人たち;対話の文化を持ち込む―変化のための土壌づくり;話すことは放すこと―被害者から加害者へ、そして一人の「人」へ;対話の文化を根づかせる―回復共同体の成熟)
第3部 回復共同体を支える(刑務官という役割―トラウマティックな組織の職員たち;専門職もつらいよ―支援者集団の反応;援助職自身の成長と回復に向けて―手放すものとつかむもの)
第4部 回復共同体から離れて(つながりを社会へ―訓練生たちのその後;対話の場を広げる―治療法から尊重の文化へ)

著者等紹介

毛利真弓[モウリマユミ]
1977年生まれ。臨床心理士、公認心理師。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間科学、2019年)。2001年に愛知教育大学大学院教育学研究科を修了した後、名古屋少年鑑別所法務技官兼法務教官、株式会社大林組官民協働刑務所島根あさひ社会復帰促進センター社会復帰支援員を歴任。その後、広島国際大学心理臨床センター助教を経て、現在、同志社大学心理学部准教授。専門は非行・犯罪臨床心理学。回復共同体を用いた犯罪者の回復支援、性問題行動を起こした人の査定と処遇について実践と研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゴロチビ

5
新聞書評で目にする。読み始めは著者の誠実な姿勢がビシビシ伝わってきて、これはいい本に違いないと思う。だが読み進むにつれ「やはり理想でしか無い、そもそも現実社会がそうじゃないし」と思う。しかし、むしろ現実社会を変えるための初動なのかも?と思うと見え方が違って来た。色々分からない部分もある。例えば殺人などの凶悪犯は?心を病んでる人は?他人との関わりを通して回復を模索するのはコミュ障には難しそう…etc.より具体的なイメージを掴む為に映画「プリズンサークル」を観たいが難しそう。とりあえず坂上香氏の本を読みたい。2025/04/28

てくてく

4
官民協同刑務所である島根あさひの治療共同体(TC)導入に関わった著者によるTC実践記録および今後の展望であり、T刑務所という組織の問題を指摘するものでもある。個人的には後者に関する叙述が興味深かった。本年度から施行される拘禁刑に向けて、さらに民間との連携を求めたり、リフレクティングなどの心理学的要素を刑事施設が取り入れようとしているが、組織がもつ部外者への警戒感だとか相手を支配しようとするかのような振る舞いは、どの程度変わるのだろうか。2025/05/18

Go Extreme

2
回復共同体の重要性: 回復共同体=TCの手法→受刑者・自己のアイデンティティを取り戻す→社会に再統合 基本理念ー番号から名前へ 基本的前提: 隠す<明かすこと 傍観者<参加者 排除<包摂 症状への取り組み<全人的教育 仕事<仕事と役割 エモーショナルリテラシーの向上: エモーショナルリテラシー=感情の読み書き能力の重要性 自己理解を深め・他者との関係を改善→過去の行動を見つめ直す助け 対話の文化: 自らの感情や経験を語るこ→より深い理解とつながり 実際に対話の場に参加することの重要性2025/01/16

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