出版社内容情報
誰のために作られる超高層建築か
資本力と新奇なデザインを誇示するかのように、繁華街に次々と林立する超高層ビル群――。大胆にみどりを削り、地形を変え、記憶に生きられた町並みが消え、街の相貌が一変する。そのような空間に人は馴染めるだろうか――。現代建築の第一人者が「建築とは何か」を根源から思索し提言する、建築の〈知〉と〈現場〉。図版多数。
内容説明
誰のために建築はつくられるのか。繁華街に次々と林立する超高層ビル群―。生きられた街並みの記憶は消滅し、街の相貌は一変する。そのような空間に人は馴染むことが出来るだろうか―。現代建築の第一人者が、〈美しい建築とは何か〉を根底から思索し提言する、建築の〈知〉と〈現場〉。
目次
1部(アルミの家への期待;菊竹アトリエの記憶―息を飲む程の緊張と破壊;エンリック・ミラーレス氏の死を悼む ほか)
2部(「抽象化」のワナに陥らない唯一の建築家―藤森照信の建築;コンピュータテクノロジーによる新しい建築原理が教育システムを変える;「何をデザインするか」ではなく、「デザインとは何か」を問いかける人―倉俣史朗とエットレ・ソットサス ほか)
3部(建築は人の居場所をつくることである;メタボリズムの論理;もうひとつのユートピア ほか)
著者等紹介
伊東豊雄[イトウトヨオ]
1941年生まれ。建築家。東京大学工学部建築学科卒業。菊竹清訓建築設計事務所勤務を経て、伊東豊雄建築設計事務所を設立。国内外の建築を手掛け、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、プリツカー建築賞などを受賞。2011年、これからのまちや建築の在り方を考える「伊東建築塾」を設立。愛媛県今治市大三島で継続的なまちづくりの活動にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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