出版社内容情報
日本社会の孤独を見つめる
人びとの心に巣くい、時に死に至らしめる孤独という「病」。孤独は個人の問題に留まるものではなく、社会全体で取り組むべき問題である。居場所のなさや生きづらさの根源はどこにあるのか。インターネット掲示板や東日本大震災の被災地、映画・アニメにいたるまでのフィールドに踏み込み、心理学・人類学の専門知から現場をみつめる。
内容説明
人びとの心に巣くい、時に死に至らしめる孤独という「病」。孤独は個人の問題に留まるものではなく、社会全体で取り組むべき問題である。居場所のなさや生きづらさの根源はどこにあるのか。インターネット掲示板や東日本大震災の被災地、映画・アニメにいたるまでのフィールドに踏み込み、心理学・人類学の専門知から現場をみつめる。
目次
第1章 主観性と共感
第2章 一人で死ぬのは寂しすぎる―インターネット集団自殺
第3章 社会とつながっていない人々をつなぐ―自殺サイト
第4章 生きる意味―日本の若者の「必要とされたい」気持ちを探る
第5章 三・一一東日本大震災を生き抜いて
第6章 レジリエンスの分析
第7章 孤独が教えてくれること
著者等紹介
小澤デシルバ慈子[オザワデシルバチカコ]
専門は医療人類学、心理人類学、社会人類学、日本研究。エモリー大学人類学部教授を経て、同大学ロシアおよび東アジア言語文化学科教授。なお本書『孤独社会』はVictor Turner Book賞、Stirling Book賞、Francis Hsu Book賞の受賞作である
吉川純子[ヨシカワジュンコ]
専門はアメリカ文学、アメリカ文化、ジェンダー研究。法政大学、中央大学他講師。お茶の水女子大学大学院修士課程英文学専攻修了。ラトガース大学大学院修士課程英文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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