なぜガザなのか―パレスチナの分断、孤立化、反開発

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なぜガザなのか―パレスチナの分断、孤立化、反開発

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776634
  • NDC分類 319.285
  • Cコード C0030

出版社内容情報

そこで何が行われてきたのか、私たちは知らなければならない。
五〇年以上にわたる占領。隔離と封鎖のなかで、暴力は常態化し、排除が恒常化し、パレスチナの人たちは生活のすべてを奪われてきた。なぜ、どのようにして、それは行われたのか。歴史的文脈を理解し、いま起こっていること、そしてこれから行われることを知るための最良の書。

内容説明

そこで何が行われてきたのか、私たちは知らなければならない。50年以上にわたる占領。隔離と封鎖のなかで、暴力は常態化し、排除が恒常化し、パレスチナ人たちは生活のすべてを奪われてきた。なぜ、どのようにして、それは行われたのか。歴史的文脈をあきらかにし、いま起こっていることの目的と内実を詳細に分析する。イスラエル/パレスチナ問題を考えるうえでの最良の書。

目次

第1章 反開発の完了―ガザ地区を生存不可能にする(一〇・七とは何だったのか)
第2章 ガザ地区に対する数々の戦争に対する一考察(シオニズムから見たガザ地区、ガザ地区から見たシオニズム)
第3章 受け入れがたい非在―ガザの例外主義に対抗する(もし、この子たちが生き延びて…)

著者等紹介

ロイ,サラ[ロイ,サラ] [Roy,Sara]
1955年アメリカ生まれ。政治経済学。ハーバード大学中東研究所上級研究員。パレスチナ、とくにイスラエルによるガザ地区の占領問題の政治経済学的研究で世界的に知られる。ホロコースト生き残りのユダヤ人を両親にもつ

岡真理[オカマリ]
1960年生まれ。早稲田大学文学学術院教授、京都大学名誉教授。東京外国語大学大学院修士課程修了。在モロッコ日本国大使館専門調査員、大阪女子大学人文社会学部講師、京都大学大学院人間・環境学研究科教授等を経て、現職。専攻は現代アラブ文学、パレスチナ問題

小田切拓[オダギリヒロム]
1968年生まれ。ジャーナリスト。イスラエル/パレスチナを専門に取材し、渡航回数は現在までで70回あまりに及ぶ。取材歴は20年を超え、「ガザ地区」、「隔離壁」、「オスロ合意」や「経済援助による占領加担」についての構造的分析で知られる

早尾貴紀[ハヤオタカノリ]
1973年生まれ。東京経済大学教授。専攻は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイティ

30
オスロ体制が占領地を隔離して無力化させているという事実。人道支援の傘の下で主体的行為を奪い、イスラエルが継続している資源や土地の搾取への抵抗を「平和の敵」と断じるレトリックを得た。このガザへの反開発問題について重点的に論じてられている。ガザに関して自分サイズで何ができるかというと、知らないことがいかに罪深いかを自覚し関心を持ち続けること。とりわけ本書はそれを全力で訴えるような気迫に溢れていた。岡真理さんはじめ3人の訳者の解説がそれぞれ本当に素晴らしく、1冊とは思えない読み応えだった。2024/09/17

ナオト

3
なぜガザなのか、という表題の問いへの洞察を求めて本書を手に取りましたが、残念ながら所期の目標を達成することは叶いませんでした。ガザで何が起きているか、に関しては非常に詳細な記述があり、ガザ地区が経済的に封じ込められていることで自律的な成長が制限されていることは認識しました。しかし、パレスチナ側からの一方的な視点に固定されている為か、対立の構造の本質に辿り着いたという実感は得られませんでした。2025/02/23

おかつ

3
様々なデータを基に、ガザの悲惨な状況が繰り返し語られる。10.7のハマスの攻撃自体は非難されるべきと思うが、イスラエルにより封鎖され、劣悪な生活環境と経済活動もままならない状況を強いられ、国際社会からも十分な支援が受けられないことが長期間継続することにより、そこまで追い込まれたのかという思いもある。この問題の根深さと解決困難性を改めて感じる一冊。2025/02/02

ちり

3
“パレスチナ人を分割・分離し、ガザ地区を西岸地区から切り離した上でガザ地区を完全に孤立させることで、パレスチナ国家の創設を妨げる。本書で示してきたように、それがイスラエルが一貫して行ってきたパレスチナに対する主要な戦略である。もう一つ極めて重要なイスラエルの戦略が、西岸地区の多くを併合することであった。”2024/09/24

きゃべちゃん

2
外務省によるパレスチナへの概況や「平和と繁栄の回廊」構想などを読んでると、やはり日本は西側の欺瞞的な枠組みに属していると感じざるを得ない。今は、ガザやレバノンで起きている事象にばかり目を向けられているが、西岸地区で進むプロセスにも目を向ける必要があると感じる。後、ラストに農地に「ダビデの星」を刻み込んだとの一節を見て、適切な表現では無いかもしれんが「鉤十字」を思い起こさせたよ。2024/10/27

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