出版社内容情報
感染症対策、治療、ケアとは何か。
国家や製薬会社、市民がともに働きかける現実を描写し、また人間そのもののあり方をとらえ直す。「存在論的転回」以降の人類学を踏まえ、人文学と自然科学を架橋する画期の書。
内容説明
感染症対策、治療、ケアとは何か。国家や製薬会社、市民がともに働きかける現実を描写し、また人間そのもののあり方をとらえ直す。「存在論的転回」以降の人類学を踏まえ、人文学と自然科学を架橋する画期の書。
目次
第1部 パラ医療批判の人類学に向けて(感染症と人類学;干渉を描くこと―環境改編としての政策・適応・書き物;化学的環境のリズム―薬剤を時空間に配置することについて)
第2部 このパンデミックを生きる(患者の責任とペイシャンティズム;感染者数とは何か―COVID‐19の実行と患者たちの生成;医薬化する希望―不在のワクチンが見えづらくするものについて;ウィズコロナの始まりと終わり―パンデミックにおける身体、統治、速度;テレストリアルたちのパンデミック;テレストリアル的介入の行方)
著者等紹介
浜田明範[ハマダアキノリ]
1981年、東京都生まれ。専門は医療人類学、社会人類学。現在、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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