量子力学の100年

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量子力学の100年

  • 佐藤 文隆【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776344
  • NDC分類 421.3
  • Cコード C0040

出版社内容情報

第一人者がみた量子力学の軌跡。その魅力と不思議。
1920年代、ド・ブロイ、ボーア、ハイゼンベルク、シュレーディンガー、ディラックなどが現在の量子力学の礎となる成果を続々と発表した。そして1926年、ボーアの手によって「コペンハーゲン解釈」がなる。ユネスコは2025年に量子力学百年を記念する取り組みを行うことを決議した。この間の量子力学の道のりは、アインシュタインの反対などに代表されるように紆余曲折ありつつも、不思議と魅力にみちたものだった。しかしいまや量子コンピュータから生成AIまで、あらゆるところに量子力学は存在している。はたしてそれは何故か、そもそも量子力学とは何で、そしていまどのような姿をしているのか。日本を代表する物理学者が、自らの目でみてきた量子力学の歴史を詳述する。

内容説明

ユネスコは2025年に量子力学百年を記念する取り組みを行うことを決議した。誕生から1世紀。「合意のないまま」いまやあらゆる場所に量子力学は存在する。自らの目で見てきた第一人者が、その不思議と魅力に迫る。

目次

新「量子」の意味を問う―「けいはんな哲学カフェ ゲーテの会」と大澤真幸
クラウザーはなぜ排除されたのか?―隠れた変数と量子もつれ
存在の「非局所性」と量子情報―「恥じらい」の実在論
思想で乗り切った量子力学誕生劇―コペンハーゲン解釈の思想
量子力学の観測者に見るマッハ残照―アインシュタインとマッハの四つの時期
量子情報の前哨戦―「世紀転換期」のウィーンとプランクのマッハ批判
エントロピーと主体の参加―エディントンの二種類の法則
「真の」理論と「良い」理論―概念の「粒度」と個物
量子力学が哲学だった時代―西田父子と湯川秀樹
シュレーディンガーのラストメッセージ―「ウィグナーの友人」とQBism
因果律のキャリアーとしての実体―ヒューム人間知性論とマッハの力学批判
量子力学に見る科学と鑑賞―ポスト・「サイエンス・ウォー」の風景

著者等紹介

佐藤文隆[サトウフミタカ]
1938年山形県鮎貝村(現白鷹町)生まれ。60年京都大学理学部卒。京都大学基礎物理学研究所長、京都大学理学部長、日本物理学会会長、日本学術会議会員、湯川記念財団理事長などを歴任。1973年にブラックホールの解明につながるアインシュタイン方程式におけるトミマツ・サトウ解を発見し、仁科記念賞受賞。1999年に紫綬褒章、2013年に瑞宝中綬章を受けた。京都大学名誉教授、元甲南大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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キク

58
京都大学理学部長、日本物理学会長を歴任した宇宙理論の権威が「現代思想」に連載した量子力学をめぐるエッセイ。出川風にいうと「ガチ中のガチ」ということになる。飲茶の本で量子力学のコペンハーゲン解釈による多重世界を理解できたつもりだったけど、著者によると「コペンハーゲン解釈に勝る首尾一貫した解釈がなく、「標準」というと不承不承これを指定するしかない」とのこと。「量子力学はモノの法則ではなくモノの情報を通じてモノを操作する学問になった。法則ではなく、観察であり情報であり操作である」とまでいう。すごい時代に生まれた2025/01/15

やす

13
一般向け著作の多い先生が総決算的表題で上梓したのであるから期待は膨らみ切って、また、図書館予約でじらされたものだから更に名著であるに違いないとの妄想も膨らむ。しかし、この方の著作は初めてではない。よくわかっていたはずである。まあ、物理学者の気ままなエッセイだった。現代思想に連載されたものということで、各章は読み切りに耐えうるように構成されており、通読するとリフレインがカノンのようだ。氏の最近得意とされている技なのか専門用語連打が各所に。ページの半分ほども無解説連打は困る。2025/03/05

都人

3
昔、アインシュタインが「神はサイコロをふらない」といった量子論。ミクロの不思議な性質には興味があるが、如何せん私のアタマには難しすぎた。2024/07/29

もちお

1
ソーカル論文を読んでるかのごとく、意味不明なページがほとんどだった。中途半端な元物理学生ごときには分からないのでしょう。読者を選ぶ本です。2025/03/31

Go Extreme

1
量子力学の発展:歴史的背景 コペンハーゲン解釈 技術革新 半導体 トンネル効果 量子もつれ 量子場理論 科学者と社会:科学者の地位 宗教と科学 知的媒介者 コモデイティ化 職業プライド 社会的責任 科学の倫理 量子力学の哲学:認識論 実在論 観測問題 QBism ウィグナーの逆理 形而上学 物理学の真理 技術応用と未来:量子コンピュータ 量子暗号 材料開発 医療診断 犯罪捜査 量子センサー 量子通信 科学の役割:学問の真理 科学と社会 科学没頭主義 新技術の影響 ポストサイエンス 哲学的再考 科学の未来2025/03/06

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