出版社内容情報
戦後詩を代表する詩人、97歳
清新な詩心、瑞々しい感性、透徹した知性が紡ぐ生と愛の詩篇20章。
生きることの愉悦。
内容説明
戦後詩を代表する詩人、97歳。清新な詩心、瑞々しい感性、透徹した知性が紡ぐ生と愛の詩篇20章。生きることの愉悦。
著者等紹介
中村稔[ナカムラミノル]
1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒。『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryohjin
15
月の雫をモチーフにした20の詩。俯瞰した視線で月の光に照らされたようなやわらかな描写で、97歳の詩人がとらえた人生や社会の場面が浮かび上がります。その渦中にいるとみえないものが、積み重ねた年齢から振り返るとこんな風に見えてくるのだなと、ひとつひとつ言葉が、静かに染み込んできます。ゆっくりと呼吸をしながら何度も読み返してみたくなりました。2024/04/05
sei
5
詩人であり弁護士である「知財の中村先生」の詩集。月の雫を通じて人生や社会を俯瞰し、さらりとした言葉に落とし込んでいる。透明感のある文章が素敵だ。法曹と文化に多大なる影響を与え、97歳になられた中村先生には、世界はどう見えるのだろう。その一端を分けて頂き、背筋が伸びる。2024/03/16
takao
3
ふむ2024/08/24
yurari
3
月明かりの夜、散歩に出かけよう。そんな気持ちになれる作品だった。2024/05/25
いと
2
★★★★☆2024/05/20