出版社内容情報
これが、面白い情報哲学。
ウェーバーとラトゥールの〈社会〉理論を新たに捉え直し、「数」と「素子」の性質を根底的水準で究明し、メタヴァースと生成AIの社会哲学的・メディア論的分析を遂行する。情報社会の様々な最先端テクノロジーから出発して、その基底にある〈思想〉的枠組みを精妙巧緻に定式化し続けていく、知的な魅力満載の情報哲学の最前線。
内容説明
これが、面白い情報哲学。ウェーバーとラトゥールの“社会”理論を新たに捉え直し、「数」と「素子」の性質を根底的水準で究明し、メタヴァースと生成AIの社会哲学的・メディア論的分析を遂行する。
目次
序論―“情報的世界観”とは何か?
第1章 ウェーバー社会理論の深層構造と社会の“自己記述”
第2章 ラトゥールの“形而上学”―アクターネットワーク理論と社会システム論
第3章 情報社会にとって「数」とは何か?
第4章 量子力学・情報科学・社会システム論―量子情報科学の思想的地平
第5章 メタヴァースとヴァーチャル社会
終章 生成AIによる“情報的世界観”の開示―社会の“機械”化と潜在性
著者等紹介
大黒岳彦[ダイコクタケヒコ]
1961年香川県生まれ。哲学者。東京大学教養学部卒業。同大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論専攻)博士課程単位取得退学。1992年日本放送協会(NHK)に入局、番組制作ディレクターを務める。退職後、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門は哲学、情報社会論。現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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