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出版社内容情報
デリダ思想の知られざる前史
のちに脱構築の思想家として名を馳せる若き哲学者が講義のテーマに選んだのは、アランの一節だった--。「考えるとはなにか」という素朴な問いにはじまる全4回の講義は、ベルクソンやフッサール、サルトルなどの読解を経由しながら、やがてウィ/ノンをめぐる根底的な問題へと遡行してゆく。哲学史のめくるめく渉猟とテクストの繊細な読解が光る、最初期の貴重な講義録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
3
ふむ2024/04/15
Go Extreme
2
思考する≒ノンと言う→脱構築 地震に満ちた平和主義者あらんの思想の徹底的な冷徹さ 哲学断章 皇帝と否定の緊張関係 ウィ≒受動的な態度・思考停止・怠惰・無気力 ノン≒吟味する意識 否定の働き 意識の目覚めとしてのノン ノンの根本的な自動詞性 世界・圧制者・説教者 思考≒信念に対してノンと言う 信念への徹底的な批判 懐疑の超徹底主義 ノンの根底には心理へのウィ・価値論的なウィ ピュロンの懐疑主義 ベルグソン・否定の起源の問い ハイデガー・存在論的際の思想 フランスのテキスト説明 哲学者と教員の姿2024/02/14