出版社内容情報
孤立無援でも諸悪と闘う喜劇王を支持する!
ハリウッドの陋習と、ヒトラーの悪の帝国と、反米活動運動と、そして世間の他愛ない偏見・貧困等々と多種多様の不正義に孤立無援の戦いを生涯続けたチャップリン。戦う喜劇王チャップリンは、レトロなメロディーの甘たるい喜劇の主人公だけではなかった。芸術のアヴァンギャルドとしてこだわったモノクロ・サイレントからアニメ、ヌーヴェルヴァーグまで、広範なジャンルにチャップリンの精神は根づく。《いま世界に新しいチャップリンが必要だ。》――ゼレンスキー大統領(ウクライナ)。
内容説明
芸術の究極を極め、闘う喜劇王の魅力のすべて。チャップリンは、激動の時代にこそ生き返る―。変革を求める世界の天才表現者たちと強く共鳴・共振して。その揺るぎない反骨と博愛の精神は、ハリウッドにはびこるおぞましさと、ヒトラーの悪の帝国と、赤狩りの猛威などに宣戦布告。卑劣な差別・偏見・不正義との、孤立無援の戦いを敢然とやり抜く―。著者渾身の意欲的評伝。
目次
1(チャップリンとアヴァンギャルド;チャップリンと舞踊;チャップリンと音楽;チャップリンと言葉)
2(チャップリンとアニメーション;チャップリンとヌーヴェルヴァーグ;チャップリンと歌舞伎;チャップリンとSF)
著者等紹介
大野裕之[オオノヒロユキ]
1974年生まれ。脚本家・演出家・映画プロデューサー・日本チャップリン協会会長。京都大学大学院人間・環境学研究科(後期)博士課程所定単位取得。著書に、『チャップリンとヒトラー』(岩波書店、サントリー学芸賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
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