出版社内容情報
日本語学の第一人者が案内する、「笑い」の名表現探訪
思わずくすりと漏らす笑い、ほほえましい笑い、泣き笑い、しみじみとした笑い……。日本語のユーモアの世界は、豊かな表現にあふれている。作家たちの表現技法の秘密はどこにあるのか。
内容説明
日本語学の第一人者が案内する、「笑い」の名表現探訪。思わずくすりと漏らす笑い、ほほえましい笑い、泣き笑い、しみじみとした笑い…。日本語のユーモアの世界は、豊かな表現にあふれている。作家たちの表現技法の秘密はどこにあるのか。
目次
光線がたらたらと(観察・描写・季節感)
やんちゃ坊主のあがき(比喩・連想・象徴)
裏側の抜け道(発見)
回診は一秒(誇張)
靴屋と文学者(奇想・矛盾・逆説)
お祖父さんの時計(想像)
カンシャク後しばらく孤独(心理)
その方が得だ(人物)
仏壇の扉(人情)
死の床で晩酌(悲哀・哀愁)
虹がうすれて行く時は(風情・美意識)
文豪より長生きを(人生)
葬儀場にさんま焼く匂い(偶然)
やめて!おっしゃって!(必要な無駄)
名刺がひらひらと舞い(ヒューマー)
著者等紹介
中村明[ナカムラアキラ]
1935年山形県鶴岡市生まれ。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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