出版社内容情報
心の中に江戸時代をしつらえ、現代社会を深く捉える。
箱根駅伝で監督が選手に発したある呼びかけを機に規範的な男女イメージを問い直す「女だろ!」、子連れの女性がスーパーで投げかけられた言葉に端を発する論争を考える「七夕とポテサラ」、江戸時代の社会的距離と密の文化をパンデミックの現代に重ねる「密が育てた文化」など、江戸の価値観から現代社会を深く捉えた珠玉の連載コラムを書籍化。
内容説明
心の中に江戸時代をしつらえ、現代社会を深く捉える。箱根駅伝で監督が選手に発したある呼びかけを機に規範的な男女イメージを問い直す「女だろ!」、子連れの女性がスーパーで投げかけられた言葉に端を発する論争を考える「七夕とポテサラ」、江戸時代の社会的距離と密の文化をパンデミックの現代に重ねる「密が育てた文化」など、江戸の価値観から現代社会を深く捉えた珠玉の連載コラムを書籍化。
目次
1 江戸から見ると2020年(東京物語に呼応して;河鍋暁斎の嵐の中で;数学と暦学と天文学;不安から自立へ;ヴェネツィア・東京 ほか)
2 江戸から見ると2021年(改まる日;英雄;喝!何?;女だろ!;仕事 ほか)
著者等紹介
田中優子[タナカユウコ]
1952(昭和27)年神奈川県生まれ。江戸文化研究者。法政大学名誉教授。同大学江戸東京研究センター特任教授。法政大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。法政大学社会学部教授、社会学部長、同大学第19代総長を歴任。『江戸の想像力』で1986年度芸術選奨文部大臣新人賞(評論その他部門)を受賞、『江戸百夢』で2000年度芸術選奨文部科学大臣賞(評論その他部門)と2001年サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。2005年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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