出版社内容情報
振り子のように揺れつづける心の学問。
原理主義なきブリコラージュの思想が臨床の可能性をひらく!
社会の風を受けて、心をめぐる理論も極と極のあいだを揺れ動く。
そのどちらにも振り切れることなく、一人ひとりの心をそれぞれの仕方でケアするために--。
互いに最良の理解者を得た二人の臨床家が、縦横無尽に語り尽くす。
内容説明
振り子のように揺れつづける心の学問。原理主義なきありあわせの思想が臨床の可能性をひらく!社会の風を受けて、心をめぐる理論も極と極のあいだを揺れ動く。そのどちらにも振り切れることなく、一人ひとりの心をそれぞれの仕方がケアするために―。互いに最良の理解者を得た二人の臨床家が、縦横無尽に語り尽くす。
目次
第1章 臨床と学問―現在地を俯瞰する(Zoomカウンセリングの現場から;コロナ時代の共同性/親密性 ほか)
第2章 文化と臨床―箴言とエッセイに宿る知(統合失調症の時代と「寛解過程論」;エッセイというスタイル―臨床の知としての ほか)
第3章 臨床と物語―聞くこと、読むこと、書くこと(物語ることの揺らぎと脱臼;『黄色い家』と時制の問題 ほか)
第4章 社会と臨床―専門性と素人性の振り子(「ふつうの相談」化する社会;心理学と文化の開係史 ほか)
著者等紹介
斎藤環[サイトウタマキ]
1961年岩手県生まれ。精神科医。筑波大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、筑波大学社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神療法
東畑開人[トウハタカイト]
1983年東京都生まれ。臨床心理士。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、白金高輪カウンセリングルーム主宰。専門は臨床心理学、精神分析、医療人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
ころこ
紫羊
ケー
咲