出版社内容情報
都市の未来をどうするか、いまがその岐路である--
都市は、大規模な気候変動のいま、洪水、干ばつ、食料・エネルギー資源の減少、パンデミック、大気汚染、気温上昇などの脅威に直面している。今世紀末までに、地球との新たな調和を見いだせなければ、多くの都市が地上から姿を消すだろう。人類の歴史上、戦争や貿易や地政学によって形成されてきた都市。いまはそれを大きく変えるときだ。都市のなかにある自然や生態系に目を向けると、そこに多様な生命がすでに息づいていることに気づくだろう。そして、そこにあらたな都市の可能性があることも……。私たちの街を「生きた場所」にするための革新的な都市論。
内容説明
都市を再野生化させる。未来の都市生態学へ。人類は自然を切り拓き、都市を建設して文化や社会を発展させてきた。しかし、それは人口の増加や資源の減少、大規模な気候変動によっていま転換点をむかえつつある。都市と自然との共生とは、持続可能な都市とは。都市を舞台に、これまでの人類と自然との歴史を振り返り、街中の緑地やそこに息づく生きものたちの豊かな生態系から、未来の都市がどうあるべきかを模索する。
目次
1 境界部分で
2 公園とレクリエーション
3 コンクリートのひび割れ
4 林冠(キャノピー)
5 生命力
6 収穫
7 ズートロポリス
エピローグ 終わり
著者等紹介
ウィルソン,ベン[ウィルソン,ベン] [Wilson,Ben]
1980年生まれ。イギリスの作家、歴史学者。ケンブリッジ大学で歴史学の修士号を取得。サマセット・モーム賞を受賞した『自由の代償(What Price Liberty?)』など、高い評価を受けた5冊の本の著者。テレビ界で活躍する一方、数カ国でラジオ放送を行い、『タイムズ』『デイリー・テレグラフ』『プロスペクト』などに定期的に寄稿している
森夏樹[モリナツキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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