出版社内容情報
少しの毒はいかにして人体を蝕むのか? 毒殺から人体そして科学の謎に迫る。
ヒ素、ポロニウム、トリカブト、アトロピン、ストリキニーネ……。ほんの些末な量で死に至る毒物。世界を震撼させた11の毒殺事件をたどり、毒物が人体にいかに作用するかを分子、細胞、生理的レベルで探求する。
内容説明
古今東西、様々な物質が毒殺に用いられ、毒はフィクションでも現実世界でも人々の関心を引きつけてきた。実際の毒殺事件に用いられた11の物質を紹介し、毒がいかにして私たちの息の根を止めるのかを明らかにする。犯罪と化学、医学を掛け合わせたスリリングな科学ノンフィクション。
目次
パート1 死を招く生体分子(インスリンとバーロウ夫人のバスタブ;アトロピンとアレクサンドラのトニック;ストリキニーネとランベスの毒殺魔;トリカブトとシン夫人のカレー;リシンとゲオルギー暗殺事件 ほか)
パート2 土壌由来の死の分子(カリウムと悪夢の看護師;ポロニウムとサーシャの無差別な腸;ヒ素とムッシュー・ランジェリエのココア;塩素とラフキンの殺人看護師)
結び 死神の庭園
著者等紹介
ブラッドベリー,ニール[ブラッドベリー,ニール] [Bradbury,Neil]
ロザリンド・フランクリン医科学大学教授。セント・アンドリューズ大学と、ウェールズ大学医学部を卒業し、生化学と医療生化学の学位を取得。『毒殺の化学―世界を震撼させた11の毒』が初の著書となる
五十嵐加奈子[イガラシカナコ]
翻訳家。東京外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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