出版社内容情報
仕事も、家事も、育児、介護も……頑張りつづけた女たちの格闘の軌跡
「女性目線」を活かしてつくられた大ヒット商品、超人気サービスの裏には、実は「ヒーブ」と呼ばれる人びとの活躍があった。戦後日本社会はいかにしてケアを売り買いできるものに変えたのか。男女雇用機会均等法の制定前夜に注目した、知られざる「女性活躍」の歴史。
内容説明
仕事も、家事も、育児、介護も…頑張りつづけた女たちの格闘の軌跡。「女性目線」を活かしてつくられた大ヒット商品、超人気サービスの裏には、実は「ヒーブ」と呼ばれる人びとの活躍があった。戦後日本社会はいかにしてケアを売り買いできるものに変えたのか。男女雇用機会均等法の制定前夜に注目した、知られざる「女性活躍」の歴史。
目次
序論 戦後史のなかのヒーブ
第1章 消費者問題の展開とヒーブの成立(消費者問題の歴史的展開;HEIBの先駆的紹介 ほか)
第2章 先駆者たちのライフヒストリー(篠崎悦子(東京電力)
落合良(ソニー) ほか)
第3章 日本ヒーブ協議会の組織と活動(協議会組織の性格;会員の実態とその推移 ほか)
第4章 ヒーブにとっての仕事とケア(社内における「ヒーブ」の役置づけ;仕事の満足度と管理職への意欲 ほか)
第5章 ヒーブにとっての子育て経験(「1・57を考える研究会」の問題意識;仕事と職場をめぐる悩みと対策 ほか)
結びにかえて
著者等紹介
満薗勇[ミツゾノイサム]
1980年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、立教大学講師などを経て、北海道大学大学院経済学研究院准教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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