姫とホモソーシャル―半信半疑のフェミニズム映画批評

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姫とホモソーシャル―半信半疑のフェミニズム映画批評

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775118
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

出版社内容情報

型にはめれば分かりやすい。でも、型にはめなければもっと深く分かる!
変えられない筋書きも、捉え直してみせる。アクション、ホラー、時代劇、アニメ……。フェミニズムが鋭く批判する家父長制の文脈だけでは語りきれない、女性キャラクターの自発性をどのように取り出せるのか。白雪姫もシンデレラも好きだったあなたへ送る、異色のフェミニズム批評。

内容説明

映画は「女性を描けない」のか?型にはめれば分かりやすい。でも、型にはめなければもっと深く分かる!変えられない筋書きも、捉え直してみせる。アクション、ホラー、時代劇、アニメ…。フェミニズムが鋭く批判する家父長制の文脈だけでは語りきれない、女性キャラクターの自発性をどのように取り出せるのか。白雪姫もシンデレラも好きだったあなたへ送る、異色のフェミニズム批評。

目次

1 魅惑の家父長制(大階段上のイモータン・ジョー―『マッドマックス怒りのデス・ロード』、ヒエラルキーと革命;「代行」する王=息子としてのバーフバリ―女性の望みをかなえる家父長制)
2 黒澤明と逆らう女たち(真砂サバイバル―『羅生門』における「ぐじぐじしたお芝居」とその放棄;姫とホモソーシャル―『隠し砦の三悪人』における「悪」への抵抗)
3 内田吐夢の「反戦」(悔恨の舟―内田吐夢監督作品の高倉健;淡島千景のまなざし―「反・時代劇映画」的ヒロインの「フェミニズム」)
4 フェミニズムとホラー(恐怖のフェミニズム―「ポストフェミニズム」ホラー映画論;破壊神創造―二一世紀のクエンティン・タランティーノ監督作品における「フェミニズムへのフェティシズム」)
5 アニメキャラの破格の魅力(美しい悪魔の妹たち―『太陽の王子ホルスの大冒険』にみる戦後日本人形劇史とアニメーション史の交錯;孤高のナウシカ、「ポンコツ」のハウル―規格外の個性と関係性)

著者等紹介

鷲谷花[ワシタニハナ]
1974年東京都生まれ。映画研究者。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程修了。専門は映画学、日本映像文化史。主に近現代日本の社会運動と映像メディアとの関連について研究を行い、近年は昭和期の幻灯(スライド)に関連する資料発掘と上映活動にも取り組んでいる。雑誌『ユリイカ』等に映画批評を多数寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

61
デスロード、バーフバリ、羅生門、隠し砦、ホラー映画、タランティーノ、ホルス、ナウシカらの作品に、イデオロギー的にならない「半信半疑のフェミニズム」を適用する全体の構成がよかったが。フェミニズムとは関係なく、内田吐夢の作品に、おそらく満映で甘粕正彦の自殺を体験したゆえの、「唐突な自殺者」が登場するを論じた章が印象的。2025/05/06

イワシ

3
全体通して良かったがフェミニズムとホラーの関係を論じた第7、8章を最も面白く読んだ。リメイク版『サスペリア』がフェミニズムを参照し多くの女性アーティストの作品を引用した世界を作り上げたにも関わらず、そこに生まれたのはフェミニズムの理念とは正反対の弱者虐待と権力闘争の凄惨な世界観、また『ヘレディタリー/継承』と共通する女性のアート/クラフトの力が男性を加害者に仕立て支配するという構造、タランティーノに対するフェミニズムへのフェティシズムへの指摘。フェミニズムがホラーをどう論じてきたかという小史としても有用。2022/12/01

shuco

1
タイトル詐欺。全く面白くなかった。2024/05/29

1
こんなに面白い本は久々に読んだ! 映画作品の読み解きはこういう風にしていけば良いんだ、ととても勉強にもなった。とても細かいところまで分析してあり、読み応えがある。ホモソーシャルに抗いがたい魅力があるのを私自身感じていたので、それを作品という具体例を取り上げて解説し、その上で既存の批評に問題提起をする姿勢に感銘を受けた。2024/02/06

やん

1
「バーフバリ」「羅生門」「隠し砦の三悪人」やホラー映画に関する部分はまあ面白かった。興が湧かず読み流した部分もあった。2024/02/04

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