出版社内容情報
過酷な労働、入試改革の攻防、市場化される言葉…
2020年代に入り、新自由主義教育改革がいっそう推し進められるなかで、私たちはどのような困難に直面しているのか。教員の長時間労働、論理国語/文学国語の分裂、センター試験の廃止、英語民間試験の活用問題など、現場の努力や工夫だけではどうにもならない制度と政策、さらにその背景にあるものを鋭く問い直す。
内容説明
過酷な労働、入試改革の攻防、市場化される言葉…2020年代に入り、新自由主義教育改革がいっそう推し進められるなかで、私たちはどのような困難に直面しているのか。教員の長時間労働、論理国語/文学国語の分裂、センター試験の廃止、英語民間試験の活用問題など、現場の努力や工夫だけではどうにもならない制度と政策、さらにその背景にあるものを鋭く問い直す。
目次
第1章 麻痺する教育現場から問い直す―内田良×岡崎勝×大内裕和(「学校文化」の問題を問う;給特法と教員の働き方 ほか)
第2章 迷走の教育から闘争の教育へ―紅野謙介×大内裕和(「国語問題」に取り組む契機;テストをテクスト分析するということ ほか)
第3章 入試改革から見えてくる高大接続問題―中村高康×大内裕和(入試改革の現在地;改革の「理念」を問う ほか)
第4章 異文化への窓を開く―鳥飼玖美子×大内裕和(「英語入試」問題:英語教育改革の流れ ほか)
著者等紹介
大内裕和[オオウチヒロカズ]
1967年神奈川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程をへて、現在は武蔵大学人文学部教授。専門は教育社会学・教育学。奨学金問題対策全国会議共同代表。「入試改革を考える会」代表。2013年に「学生であることを尊重しないアルバイト」のことを「ブラックバイト」と名づけて、社会問題として提起する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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