出版社内容情報
メシア思想に影響を与えた、重要書。
ダビデからマカベア期までの期間につくられたとされる150篇の詩篇群。成立以来、早い時期からさまざまな言語に訳されたが、その訳のあいだで多くの違いがあり史料的価値が大きい。またメシア思想の核心が描かれ、後世のユダヤ・キリスト教の文化や思想に多大なる影響をあたえた重要書。本邦初訳。
内容説明
ダビデからマカベア期(前2世紀)までの期間につくられたとされる150篇の詩篇群。成立以来、早い時期からさまざまな言語に訳されたが、その訳の間で多くの違いがあり史料的価値が大きい。またメシア思想の核心が描かれ、後世のユダヤ・キリスト教の文化や思想の形成に大きな影響をあたえた書。本邦初訳。
目次
罪びとたちの道にとどまらず
なにゆえ諸民族は謀るのか?
主よ、わたしを苦しめる者が何と増えたことか!
わたしの義なるものの神よ!
主よ、わたしの言葉に耳を傾けてください
主よ、あなたの忿怨でもってわたしを叱責しないでください
わたしの神、主よ、わたしはあなたに依り頼みました
主よ、わたしどもの主よ、あなたの名は全地において何と驚嘆すべきものなのか!
主よ、わたしは心を尽くしてあなたをほめ讃えます
わたしは主に依り頼みました〔ほか〕
著者等紹介
秦剛平[ハタゴウヘイ]
多摩美術大学名誉教授。国際基督教大学、京都大学大学院、ドロプシー大学大学院(フルブライト、Ph.D)を卒業。ペンシルヴァニア大学大学院上級研究員、オックスフォード大学客員教授(1999‐2000年)、同大学客員研究員(2001年以降)、現在ケンブリッジ大学(クレア・ホール)フェロー終身会員、(ウォルフソン・コレッジ)フェロー終身会員、イェール大学大学院客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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