世界は時間でできている―ベルクソン時間哲学入門

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世界は時間でできている―ベルクソン時間哲学入門

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  • サイズ 46判/ページ数 382p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791774883
  • NDC分類 135.4
  • Cコード C0010

出版社内容情報

物質の時間から心の時間まで。
多層的な時間が織りなす世界を素描する。
わたしたちの周りにはたくさんの”時間”が存在している。例えばハエは光が点滅して見えるような時間感覚を持っているし、植物はわたしたちの持ち合わせている時間感覚では遅過ぎて気づかれないダンスを繰り広げている。時間の問題はわたしたちが想像するよりもはるかに複雑で、神秘的で、絡み合っている。ベルクソンの時間哲学に踏み込んで、もっとも馴染み深く、もっとも難解な「時間」を紐解いていく。唯一無二の入門書。

内容説明

物質の時間から心の時間まで。多層的な時間が織りなす世界を素描する。わたしたちの周りにはたくさんの“時間”が存在している。例えばハエは光が点滅して見えるような時間感覚を持っているし、植物はわたしたちの持ち合わせている時間感覚では遅すぎて気づかれないダンスを繰り広げている。時間の問題はわたしたちが想像するよりもはるかに複雑で、神秘的で、絡み合っている。ベルクソンの時間哲学に踏み込んで、もっとも馴染み深く、もっとも難解な「時間」を紐解いていく。唯一無二の入門書。

目次

序章 時間哲学入門―計測の時間と体験の時間
第1章 時間で解くクオリアの謎―物質の時間と意識の時間
第2章 どうすれば時間は流れるのか―現在という窓
第3章 過去を知る―時間と心
第4章 身体とシンクロする世界―運動と知覚
第5章 空間を書き換える―折り畳まれた時間
第6章 創造する知性―縦糸の時間と横糸の時間
第7章 時間と自由

著者等紹介

平井靖史[ヒライヤスシ]
福岡大学人文学部・教授。専門はベルクソンおよびライプニッツを中心とする近現代フランス哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

esop

77
再読。 頭で理解し、メモしながらでないと理解が難しい。 ただ考えることは楽しい、そう思える本でした。 知的な働きとは、意識の異なった諸平面を通して、同一の表象を抽象的なものから具体的なものへ、構想からイメージの方向に導くことである2025/03/16

esop

73
村上春樹の本に出てきたアンリ・ベルクソン。物質と記憶を読んでみたいと思い、まずは入門編である本著を読んだ。 難しい。ベルクソンの伝えたいことをわかりやすく比喩を使って解説してくれているのがとても伝わるのだが、概念自体が難しいので一度では半分も理解できていない気がする。 頭をとても使う。考える。少し楽しい。 もう一度再読する。物質と記憶を読むのはそれからだ2025/03/12

テツ

17
ベルクソンが論じてきた時間についての哲学。ぼくたちは毎日必ずそれに触れて利用しているのに、時間とは何かということなどほとんど全く考えやしない。ベルクソンが積み重ねた思考を外側から眺めていると、こんなに身近にある(ように錯覚している)のに、こんなに誰もが理解していないシロモノってこの世にあまり存在していないのではないかと改めて気づく。瞬間が繋がり集まり人の生涯を形成していく。タイトルにある『世界は時間でできている』の意味が、微かに掴めたような気がする。2022/12/24

hakootoko

11
目から鱗。右も左もわからなかったベルクソンの右と左がわかった。歳を取って人格が徐々に変わっていくことはどうなるんだろうとか、物質が点滅する時間が前提にあるんじゃないかとか考えながら楽しく読めた。長くて大変だったけど、平易なので詰まらずに読めた。認知科学とか人工知能とかに興味ある人も楽しめる内容だと思う。2022/12/06

koke

10
昔『海辺のカフカ』に名前が出てきたという理由で『物質と記憶』を読み、難解で奇怪な本だという印象しか残らなかった。しかし本書のマルチ時間スケール解釈なら、ベルクソンの時間論をすっきり説得的に再構成できる。時間や想起の経験というものは当たり前のものとしてすでに実現してしまっているが、本書ではそれを基礎から建て直してみせる。主観的時間の下限(私にとっての一瞬)から上限(人生全体)へと論じ進める3章までは夢中で読んだ。運動記憶に主題が移るあたりから私の理解力を超えた。再読が必要。2024/06/08

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