出版社内容情報
深い闇に火を灯す珠玉のマンガ作品。
アスリープ(ASLEEP)=「眠って」。かつて首都だった大きな都市に、最後に残ったのはひとりの女性だった――。墨を用いた独創的な手法で高い評価を得るマンガ家・森泉岳土による、待望の描き下ろし新作。解説・中条省平。
内容説明
珠玉の描き下ろしマンガ作品。
著者等紹介
森泉岳土[モリイズミタケヒト]
1975年東京都生まれ。マンガ家。墨を使った独自の技法で数多くのマンガ、イラストレーションを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
93
とてもこだわりのある美しい本。紙質にも鈴木成一のデザインにも表れている。廃墟の町、ただひとり生きるチタル。ようやくルオというかろうじて生き残るヒューマノイドと会話する。「物質はつねに崩壊に向かいますが、本質は生き残ります。コアに保存されたわたしの本質はね・眠りにつくことになります。」今のこの地上の世界の地下深くには、asleepとも言えるもうひとつの世界がかつてあった。そしてその本質を感じることもできるはず。2022/10/30
Tenouji
19
人間の活動は環境に強く依存する。ウイルスが本当に狙っているのは、人間ではなく、人間の都市、特に密集した都市ではないのか…ナイーブな作者である。作風は全く違うが『少女終末旅行』をシリアスにした内容。でも、地球の活動レベルはむしろ上がっていて、都市が今までのように秩序が維持できない、ということだろう。2021/08/11
ザク専用ザク
2
まず、1800円と高額で、あるのにも関わらず、ページが少ない漫画本の帯に、興味を惹くような 感想を書けた、ひとと氏と中条氏が尊敬に値する。正直、これを書籍化する意味あるのか?と言う個人の感想は、さておき、読み取れたことは、コロナ禍、皆、辟易していて辛い状況だけど、ルオを通じて、諦めなければ、なんとかなるよ、腐らずに外に出ようよってことを伝えたかったのかな?多分、意味が分からない人が大半なんじゃないかな 2021/08/25
TOMYTOMY
2
aloneでもある灰色の世界2021/07/22
キカイ
1
紙質が独特で不思議な感触だった。 絵、内容はまた時折読み返していきたい。2022/01/17
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