出版社内容情報
スティーヴン・キング研究の第一人者、風間賢二によるキング論の集大成!
「関心のあるパートから読んでいただいて一向にかまわないが、冒頭から順番に読み進めることで、キングの作家としての成長ぶりやテーマ、書法の変換過程が見えてくるような構成になっている。」アメリカン・ベストセラーを牽引し続けている作家の作品世界が浮き彫りに。キングをより深く理解したい人に送る、キング批評・作品論の決定版。
内容説明
恐怖をベストセラーにした男。18世紀のゴシック・ロマンス、19世紀の英国ゴースト・ストーリー、20世紀のアメリカ産パルプホラー、そして日常生活を背景に人々の体験する戦慄が描かれる21世紀―。昔も今も人を虜にしてやまない、スティーヴン・キングの圧倒的作品世界をつまびらかにする。批評・作品論の決定版!
目次
第1部 デビュー作から初期傑作『ザ・スタンド』まで。七〇年代のキング作品(恐怖の聖地メイン州;批評家の戯言を聞くほど暇じゃない!―キング評集;五〇年代B級SFホラー映画とECコミック―「霧」『呪われた町』『クリープショー』 ほか)
第2部 八〇年代モダンホラー全盛期の作品から二一世紀ゼロ年代の作品まで(恐怖の暦物語―『人狼の四季』;断片化と結合の物語―『IT』;虐待される作家―『ミザリー』 ほか)
第3部 キング・ワールドの枢軸“ダークタワー”シリーズ(“ダークタワー”サーガ物語要約;第一巻『ガンスリンガー』;第二巻『運命の三人』 ほか)
著者等紹介
風間賢二[カザマケンジ]
1953年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。幻想文学研究家。翻訳家。1998年『ホラー小説大全』(角川書店)で第51回日本推理作家協会賞を受賞。著書のほか、訳書に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品ロバート・カークマン『ウォーキング・デッド』シリーズなど、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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