出版社内容情報
人はなぜ怒るのか?
私たちは自分が怒っていることがわかるし、他人の怒りを理解することができると確信している。しかし、実際私たちは、自分たちの学習や経験に基づいてしか怒りを見ることができない。怒りに関する多くの相反する考えと表現をたどり、怒りが性別と人種にどのようにひもづけられているのか、なぜ暴力と結びついているのか、そしてそれが誤ったつながりなのか、七つの大罪ではどのように考えられていたのかなど具体例を交え、詳細に分析する。怒りの歴史を通して日常生活やSNSなどでの怒りとの向き合い方を再考させる必読の書。
内容説明
怒りの歴史をたどる現代人必読の書。怒りはジェンダーや人種によってどのように特徴づけられてきたのか。なぜ怒りが暴力と結びつけられてきたのか、そしてそれが誤ったつながりであることが多いのか。七つの大罪の中に含まれているにもかかわらず、美徳とみなされることもあるのはなぜか。古代から現代まで怒りに対する様々な思想と表現を通して、私たちの最も身近な感情に迫る。
目次
序論
第1部 (ほぼ)完全に否定された怒り(仏教;ストア学派;暴力と新ストア学派;平和の王国;怒りの言葉)
第2部 悪徳として、そして(ときには)美徳としての怒り(アリストテレスとその後継者たち;地獄から天国へ;道徳感情)
第3部 自然な怒り(初期の医学的伝統;実験室のなかで;社会の子供;称賛される怒り)
結論 わたしの怒り、わたしたちの怒り
著者等紹介
ローゼンワイン,バーバラ・H.[ローゼンワイン,バーバラH.] [Rosenwein,Barbara H.]
ロヨラ大学シカゴ校名誉教授
高里ひろ[タカサトヒロ]
翻訳家。上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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