北極探検隊の謎を追って―人類で初めて気球で北極点を目指した探検隊はなぜ生還できなかったのか

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北極探検隊の謎を追って―人類で初めて気球で北極点を目指した探検隊はなぜ生還できなかったのか

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  • サイズ 46判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791773572
  • NDC分類 297.809
  • Cコード C0023

出版社内容情報

人類で初めて気球で北極点を目指した探検隊はなぜ生還できなかったのか
1897年、アンドレー率いる探検隊は気球での北極横断を試みるが、失敗して氷上に不時着。陸地をめざして数百キロの距離を徒歩で移動し、2か月半後、ついに無人島に上陸した。だがその数日後、すべての記録が途絶える。そして33年後に遺体が発見された。彼らはなぜ、氷上で2か月半も生き延びたのに陸地にたどり着いたとたん死んでしまったのか? いまも答えの出ていないこの謎に、ひとりの女性が挑んだ。実際に現地を旅し、医師としての知識も駆使し、これまで見過ごされていた事実を突き止め、到達した新たなストーリーとは。15年以上にわたる調査研究の成果を豊富な図版とともにまとめた一冊。

目次

アンドレー探検隊とわたし―ひとつのラブストーリー
陸地―氷の海のはずれ、フルカラーの海岸
空中―極北の叢氷のただ中へ
氷上―影の落ちない未踏の地
消息不明―なにもわからず残された人々
発見―偶然見つかった探検隊、わたしの探索は新たな段階へ
言葉の奥へ―ぼろぼろの日誌に残されたメッセージ
体の中へ―知られざる記録
痕跡―分析できそうな断片を探す
回り道―やらなくてもよかったかもしれない
最期の日々―パズルを解く
氷の島―ついにたどりついた場所
いっしょに行けない―ラブストーリーの悲しい結末

著者等紹介

ウースマ,ベア[ウースマ,ベア] [Uusma,Bea]
1966年生まれ。イラストレーターとして活躍し、その後医学を修め、カロリンスカ医科大学病院に医師として勤務したのち、現在は同大学にて研究に従事。1990年代半ばより、アンドレー探検隊について独自に調査を始める。『北極探検隊の謎を追って―人類で初めて気球で北極点を目指した探検隊はなぜ生還できなかったのか』で、2013年にスウェーデンの権威ある文学賞アウグスト賞のノンフィクション部門受賞

ヘレンハルメ美穂[ヘレンハルメミホ]
翻訳家。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みなみ

23
気球で北極点を目指した探検隊はなぜ壊滅してしまったのか、その理由を追いかけるノンフィクション。探検隊の三人の日記が掲載されており、当時の過酷な状況がひしひしと伝わってきた。特に気温の部分では、さして寒くもないと言っているところがマイナス0.8℃だったり…。著者が謎を追いかける熱量にも圧倒されつつ読了。2023/12/11

ぽけっとももんが

15
図書館の企画展でたまたま手に取った本。「アグルーカの行方」や「死に山」とで遭難後追い三部作と勝手に名付けたい。おもしろいのなんのってもう。特に克明に残された日記の食べたもののリストなんて、じっくり一日ずつ眺めてしまう。ビスケットやコーヒー、ラズベリージュースなんかが徐々にホッキョクグマやその血を混ぜたパンケーキなんかになる。お腹壊したりしながらアンドレー探検隊の3人はわりと仲良くけっこう陽気に歩いていたのだ。ま、準備不足で北極圏の厳しさをなめてた結果ではあるのだけれども。2022/09/29

もさち

15
予備知識無しで読み始めたが、とにかく面白くてグイグイと引き込まれた。アンドレー探検隊の謎の虜になった著者が、彼ら3人が亡くなって100年以上を経た現代にあらゆる視点から死因を考察する。その末に出した結論は推定が含まれてはいるが、綿密な分析に基づくものでそれ以外無いだろうと思わせる説得力がある。267頁から綴られる状景や、メンバーの婚約者だったアンナの遺言エピソードには心を揺さぶられる。 ミステリーのような実話・文章の面白さ・効果的に使われる写真や図解資料…「死に山」が面白かった人には文句無しにお薦めの本。2021/12/30

氷柱

10
778作目。11月12日から。後世からすればバカげた話に映り、ある種の御伽噺のように感じられる部分がある。しかし彼らの残した痕跡は多くの謎を残し、今なお未解決となっている。本作ではその謎についてのあらゆる可能性が述べられている。作者による鋭い疑問と未知への探求が一冊の本を化している。舞台自体が未解明な部分が多く危険を伴うリスクをも孕んでいるが、そもそも何が危険なのかすらわかっていないというところが怖い。特にボツリヌス菌のくだりは恐怖でしかなかった。2021/11/13

紫草

9
「人類ではじめて気球で北極点を目指した探検隊はなぜ生還できなかったのか」原題は「探検隊-わたしのラブストーリー」というそうです。まさに、筆者がこの探検隊の3人に取り憑かれ、何もかもを知りたくて、調べに調べ考えに考え尽くし、現代でも簡単に行ける場所ではないその最期の地にも行き、そうして書き上げた本。 それにしてもこの3人の計画は、今から見ると随分楽観的で無謀に思えます。とはいえ、そこがこれ程過酷で危険な場所だということは、彼らのような探検隊の多くの経験と失敗により初めてわかったことで、仕方なかったのかなあ。2021/07/24

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