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出版社内容情報
人類で初めて気球で北極点を目指した探検隊はなぜ生還できなかったのか
1897年、アンドレー率いる探検隊は気球での北極横断を試みるが、失敗して氷上に不時着。陸地をめざして数百キロの距離を徒歩で移動し、2か月半後、ついに無人島に上陸した。だがその数日後、すべての記録が途絶える。そして33年後に遺体が発見された。彼らはなぜ、氷上で2か月半も生き延びたのに陸地にたどり着いたとたん死んでしまったのか? いまも答えの出ていないこの謎に、ひとりの女性が挑んだ。実際に現地を旅し、医師としての知識も駆使し、これまで見過ごされていた事実を突き止め、到達した新たなストーリーとは。15年以上にわたる調査研究の成果を豊富な図版とともにまとめた一冊。
目次
アンドレー探検隊とわたし―ひとつのラブストーリー
陸地―氷の海のはずれ、フルカラーの海岸
空中―極北の叢氷のただ中へ
氷上―影の落ちない未踏の地
消息不明―なにもわからず残された人々
発見―偶然見つかった探検隊、わたしの探索は新たな段階へ
言葉の奥へ―ぼろぼろの日誌に残されたメッセージ
体の中へ―知られざる記録
痕跡―分析できそうな断片を探す
回り道―やらなくてもよかったかもしれない
最期の日々―パズルを解く
氷の島―ついにたどりついた場所
いっしょに行けない―ラブストーリーの悲しい結末
著者等紹介
ウースマ,ベア[ウースマ,ベア] [Uusma,Bea]
1966年生まれ。イラストレーターとして活躍し、その後医学を修め、カロリンスカ医科大学病院に医師として勤務したのち、現在は同大学にて研究に従事。1990年代半ばより、アンドレー探検隊について独自に調査を始める。『北極探検隊の謎を追って―人類で初めて気球で北極点を目指した探検隊はなぜ生還できなかったのか』で、2013年にスウェーデンの権威ある文学賞アウグスト賞のノンフィクション部門受賞
ヘレンハルメ美穂[ヘレンハルメミホ]
翻訳家。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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