宇宙研究のつれづれに―「慣性」と「摩擦」のはざまで

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  • サイズ 46判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791773565
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

はるか宇宙から眺めると、現代社会はどのように見えるだろうか。
戦争のなかで平和を訴え続けたアインシュタイン、AIの軍事利用に異を唱えるGoogle社員、戦争によってもたらされた環境破壊、軍事研究に侵食されてゆく学問、江戸時代に宇宙論を展開した司馬江漢、そして科学の詩学を追い続けた寺田寅彦……。科学的好奇心と使命感に駆動され、あらゆる事象の「慣性」と「摩擦」をとことん観察し続けた科学者が描き出す、ひとつの本質。

内容説明

戦争のなかで平和を訴え続けたアインシュタイン、AIの軍事利用に異を唱えるGoogle社員、戦争によってもたらされた環境破壊、軍事研究に侵食されてゆく学問、江戸時代に宇宙論を展開した司馬江漢、そして科学の詩学を追い続けた寺田寅彦…。科学的好奇心と使命感に駆動され、あらゆる事象の「慣性」と「摩擦」をとことん観察し続けた科学者が描き出す、ひとつの本質。

目次

プロローグ 慣性の法則―世界で最も美しい法則
第1部 「慣性」に抗って(「ニコライ=アインシュタイン宣言」を巡って;ナチスドイツとJASONから見えるもの;ファインマンとスペースシャトル事故調査;AIの軍事利用を問うグーグル社員)
第2部 わたしたちの「座標系」のなかで起きていること(戦争と環境破壊の中で;戦争を抑止できるものは何か;科学技術の軍事利用の源流をたどって;軍学協働の現段階;「大学改革」と日本の将来)
ダイアローグ 科学者の立場から、もう一度「学問の自由」について考える
第3部 「慣性系」をとらえるまなざし(司馬江漢―窮理学師のまなざす宇宙;志筑忠雄と山片蟠桃―江戸の宇宙論;寺田寅彦―ある物理学者の人生と文理の融合)
エピローグ 私にとって科学とは

著者等紹介

池内了[イケウチサトル]
1944年、兵庫県生まれ。総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授。専門は宇宙論、科学技術社会論。世界平和アピール七人委員会の委員でもあり、長年にわたり科学者の立場から平和を呼びかけ続けている。『お父さんが話してくれた宇宙の歴史(全4冊)』(岩波書店、1993)で産経児童出版文化賞JR賞、日本科学読物賞を、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書、1997)で科学出版賞(講談社)、産経児童出版文化賞推薦を、『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』(みすず書房、2019)で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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trazom

82
池内先生の思いが迸る素晴らしいエッセイ集。キーワードは「科学倫理」。軍事に支えられる科学のあり方に強い警鐘を鳴らす。文科省の予算が削減される中、防衛施設庁の安全保障技術研究推進制度の発足に強い危機感を表明する。AIの軍事利用に反対したグーグルの技術者四千人の署名や、チャレンジャー号爆発事故調査委員会におけるファインマン博士の凛とした行動を紹介しながら、科学者の姿勢を問う。「科学技術は武器と不可分の関係にある」という「原罪」の自覚こそが、倫理の原点なのかもしれない。巻末の寺田寅彦へのオマージュの文章もいい。2021/07/18

スプリント

6
宇宙研究の最前線が書かれているわけではなかった。 学術研究の今昔や軍事技術の研究へのスタンスなど興味を惹かれる内容でした。2021/05/22

takao

1
ふむ2024/12/08

かつ

1
題目の「慣性」と「摩擦」のはざまでは前書きにあるのみで内容と関係ない。軍事研究反対の急先鋒の著者の随筆集。2021/05/07

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