出版社内容情報
生きづらさを抱える夫婦と、それぞれに重荷を背負った猫たち「今いる猫たちを全員看取ったら、私たちも命を手放そう――」そんなふうに言っていた夫婦のもとに、ある日突然、小さな命がやってきた。戸惑いながらも、一緒に暮らすことを決めるふたり。これで、まだしばらく生きなければならない。それでも、子猫の無防備な姿を見るうちに、心は優しい方向へと変わっていく。けっして、しあわせなだけとは言えない彼らは、それでも懸命に生き、生きることに後ろ向きだったふたりに「生きるチカラ」を与えてくれた。その姿は、まるで、息を吸うたび、希望を吐くように。
内容説明
飼い主に置き去りにされた猫。膀胱が麻痺した猫。生まれたばかりで何もできないまま、この世を去った猫…。それでも懸命に生きる猫たち。その姿はまるで、息を吸うたび、希望を吐くように。生きづらさを抱える夫婦と、それぞれに重荷を背負った猫の心あたたまるノンフィクション。
目次
第1章 生きてゆく命(どしゃぶりのSOS;うつら、うつら ほか)
第2章 しあわせの記憶(ほんのちょっと、長いうたたね;家族になる運命 ほか)
第3章 「ふつう」って何?(それでも「生きたい」;鈴、チリン、チリン ほか)
第4章 涙がかけた虹(誰にもしていない話;最後の子守唄 ほか)
猫のために、私たちにできること(野良の子猫をみかけたら、どうすればいい?;子猫を保護したら、どうしたらいい? ほか)
著者等紹介
咲セリ[サキセリ]
生きづらさを抱えながら生きていたところを、不治の病を抱える猫と出会い、「命は生きているだけで愛おしい」というメッセージを受け取る。以来、NHK福祉番組に出演したり、新聞にコラムを書いたり、全国で講演活動をしたり、生きづらさと猫の本を出版する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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