出版社内容情報
なぜ日本の家賃は高いのか。なぜ若者は実家に住み続けるのか。なぜ被災者は仮設住宅から出られないのか。
「仮住まい」から「定住」へ。賃貸から夢のマイホームへ――戦後日本が「標準」としてきたライフコースが、いま大きく揺らいでいる。単身世帯や困窮家庭の増大、進む高齢化、そしてたび重なる震災や豪雨災害。変化する社会のなかで、良質で手ごろな住宅をつくるためにはどうすればよいのか。困難を生きる人びとの住まいに光を当てながら、住宅政策の歴史と現在を問いなおす。
内容説明
「仮住まい」から「定住」へ。賃貸から夢のマイホームへ―戦後日本が「標準」としてきたライフコースが、いま大きく揺らいでいる。単身世帯や困窮家庭の増大、進む高齢化、そしてたび重なる震災や豪雨災害。変化する社会のなかで、良質で手ごろな住宅をつくるにはどうすればよいのか。困難を生きる人びとの住まいに光を当てながら、住宅政策の歴史と現在を問いなおす。
目次
第1部 「仮住まい」と住宅政策(住宅ローン時代の果てに;個人化/家族化する社会の住宅政策 ほか)
第2部 実家住まい(親元にとどまる若者たち;ジェンダーと住宅政策 ほか)
第3部 賃貸住まい(賃貸世代、その住まいの再商品化;超高齢社会の公共住宅団地をどう改善するか ほか)
第4部 仮設住まい(被災した人たちが、ふたたび住む;火災の犠牲となった老人たちの住宅問題)
著者等紹介
平山洋介[ヒラヤマヨウスケ]
1958年生まれ。神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。専門は住宅政策・都市計画。日本建築学会賞(論文)、東京市政調査会藤田賞ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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