出版社内容情報
現代を代表する女性詩人・日和聡子、初の散文集。
中原中也賞、野間文芸新人賞、萩原朔太郎賞を受賞するなど詩と小説の両方で日本文学に着実な足跡を残して来た詩人、日和聡子。二〇〇一年のデビュー以降、この一八年の間に書き続けて来た書評やエッセイを自らが丹念に選び、編んだ初めての散文集。
内容説明
この世にて出会った、人、本、もの、こと―心と力の限界と領域を痛切に思い知りながら考えてきた、言葉にできないこと、言葉にしないこと、言葉にしていきたいこと。初の散文集。
目次
1 本
2 詩と小説
3 家と物
4 旅と故郷
5 日日
6 民俗
7 書評
著者等紹介
日和聡子[ヒワサトコ]
1974年島根県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。2002年、詩集『びるま』(私家版、のち青土社)で中原中也賞受賞。以後、詩作に加えて、小説を発表するようになる。2012年、小説『螺法四千年記』(幻戯書房)で野間文芸新人賞受賞。2016年、詩集『砂文』(思潮社)で萩原朔太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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