出版社内容情報
近代科学から新型コロナウイルスまで。科学者の立場から科学哲学を考える!
科学哲学は、科学の進め方に影響を与えることができる。鍵となるのは、科学を固定した完全な知識と考えないこと、科学知識がどのように産み出されるのかをよく理解することだ。型にはまったこれまでの科学哲学から少し抜け出して、科学の姿を見つめ直すことができれば、現代科学をめぐるさまざまな疑問が解けていくだろう。
内容説明
科学哲学は、科学の進め方に影響を与えることができる。鍵となるのは、科学を固定した完全な知識と考えないこと、科学知識がどのように産み出されるのかをよく理解することだ。型にはまったこれまでの科学哲学から少し抜け出して、科学の姿を見つめ直すことができれば、現代科学をめぐるさまざまな疑問が解けていくだろう。
目次
第1章 動的な科学の見方
第2章 近代科学の確立と科学の特徴
第3章 科学的推論
第4章 科学における説明
第5章 実在論と反実在論
第6章 科学的説明と推論の例
第7章 科学の変化と科学革命
第8章 科学におけるいくつかの哲学的問題
第9章 科学と価値、社会における科学のあり方
第10章 科学哲学の可能性
著者等紹介
佐藤直樹[サトウナオキ]
1953年岐阜県生まれ。東京大学名誉教授。生物学者。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科博士課程修了。専門は光合成生物の脂質合成・ゲノム解析・進化と生物哲学。2019年度(第16回)日本植物学会賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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