リベラリズム 失われた歴史と現在

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リベラリズム 失われた歴史と現在

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  • サイズ A5判/ページ数 391p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791772919
  • NDC分類 309.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて。
近年、リベラリズムに対する脅威が、世界中で日増しに高まりを見せているなか、「ポピュリズム」とは何を意味するのかに多大なる関心が注がれるようになってきた。しかし、「リベラリズム」とは何を意味するかについては、それに比すべき研究はなされていない。リベラリズムを擁護する本や、攻撃する本はいくらでもあるが、奇妙なことに、そもそもリベラリズムはとはいったい何なのかに関する合意は、ほとんど存在しない。現在のアメリカなど、今日リベラル・デモクラシーが直面しているいくつもの危機に共に立ち向かうために必読の一冊である。

内容説明

リベラリズムは終わらない。道徳的価値への献身、他者に対する寛大さと慈善、社会の連帯への寄与―人種や性の差を問わないリベラリズムとは?古代ローマから現代に至るリベラリズムの展開を、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカを主たる舞台として描き出す。詳細な訳者解説付き。

目次

第1章 リベラルであるとはどんな意味か―キケロからラファイエットまで
第2章 フランス革命とリベラリズムの起源 一七八九‐一八三〇年
第3章 リベラリズム、デモクラシー、現れ始めた社会問題 一八三〇‐四八年
第4章 「徳性」という問い
第5章 カエサリズムとリベラル・デモクラシー―ナポレオン三世、リンカン、グラッドストンおよびビスマルク
第6章 教育を世俗化するための闘い
第7章 二つのリベラリズム―新旧
第8章 リベラリズムはアメリカ的信条となった

著者等紹介

ローゼンブラット,ヘレナ[ローゼンブラット,ヘレナ] [Rosenblatt,Helena]
ニューヨーク市立大学教授。歴史学、政治学、フランス学専攻。コロンビア大学より博士号取得

三牧聖子[ミマキセイコ]
高崎経済大学経済学部准教授。アメリカ外交・平和運動研究。1981年生まれ、2012年東京大学大学院総合文化研究科より博士号取得。主な著書など=『戦争遺法化運動の時代―「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(名古屋大学出版会、2014年、アメリカ学会清水博賞)、ほか

川上洋平[カワカミヨウヘイ]
専修大学法学部准教授。西洋政治思想史専攻。1979年生まれ、2011年慶應義塾大学大学院法学研究科より博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

29
リベラリズムの失われた歴史=ロスト・ヒストリーという原著タイトルの語感に、大きな魅力を感じ早速読み始める。著者はリベラリズムとは何ぞやと、自身の定義付けは行わない。様々な文脈でどう語られたか、その歴史をたどる。その過程で、リベラリズムと言えば、イメージする個人主義的ではなく、共同体への義務を中核に据えた歴史=ロストヒストリーに焦点を当てる。その事は、社会の連帯に寄与できない人々を排除する(した)その歴史でもあり、その今日的意味を示す。その内容は、アガンベンがコロナ渦で示した論考と共通しており大変興味深い。2021/04/27

テツ

19
リベラリズムについて。起源や発生、現代に至るまでの変化を素人のぼくにでもわかるように説明してくれている素晴らしい一冊。日本にリベラリズムが根付かない的な嘆きをたまに耳にすることがあるけれど、欧米の歴史や文化の中から生まれるべくして生まれた価値観なのに、それをそのまま東方の島国に適用しようとしても無理があるよなあ。思想信条や価値観に流行りはあっても正解はない。ぼくたちの世界に一番相応しいものはなんなのか。どれが一番多くの人間を幸福にできるのか。人間が絶滅するまでにそこに至れるのかな。2021/11/06

Go Extreme

3
リベラルであるとはどんな意味か―キケロからラファイエットまで:精神的・市民的な理念 贈与の政治 ホッブズとジョン・ロック フランス革命とリベラリズムの起源:理論化されたリベラリズム リベラルな反乱主義・経済的原理 リベラリズム、デモクラシー、現れ始めた社会問題:政府の保守化 自由放任 植民地 宗教 徳性という問い:退潮と反動 自由放任vs教養 家族の役割 カエサリズムとリベラル・デモクラシー:ナポレオン3世 教育を世俗化するための闘い 2つのリベラリズム―新旧 リベラリズムはアメリカ的信条となった2021/03/06

261bei

2
刺激的な本だった。気前の良さという貴族の特性だったリベラルが政治的意味を持つのはフランス革命であり、特に革命の最良の部分を反革命と恐怖政治の双方から防御しようとしたコンスタンとスタール夫人こそがリベラリズムの本家本元になる。リベラル派は最終的に七月革命に成功するが、一致した政治綱領はなく、社会主義とカトリシズムの狭間で行き詰まることになる。2025/05/02

shiroe_42

1
「リベラル」、「リベラリズム」とは何だろう、という疑問があったのだが、歴史的にも、リベラルを自認する人の間ですら、解答が定まっていなかったらしい。2021/11/15

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