出版社内容情報
「うた」は、そして「ことば」はどこから来るのか
神話、祝詞、和歌、歌謡、昔話、短歌……。はるかなる古より詠まれ続ける「ことば」たち。なぜ人は「うた」を詠むのか。そもそも「うた」とは何なのか。研究者としてだけではなく詩人としても一線で活躍し続ける著者が、これまでのあらゆる考究とその成果から、この大きな問題に迫る記念碑的著作。
内容説明
なぜ人は「うた」を詠むのか。そもそも「うた」とは何なのか。神話や伝承、祝詞、『万葉集』や『源氏物語』などの古典、さらにはアイヌや琉球のうたうた、漢詩、俳句、そして現代短歌まで。詩人としても第一線で活躍しつづける著者が、これまでの考究の集大成としてあらわした畢生の書。ついになる!
目次
歌の深層へ降りてゆく
第1部 歌とは何かの詩学
第2部 心とことばと本文
第3部 神歌から記載へ
第4部 歌姫記
第5部 源氏物語の和歌
第6部 歌の魔の起源
人はどのような時に絶唱を詠むのか
著者等紹介
藤井貞和[フジイサダカズ]
1942年東京生まれ。詩人、国文学者。東京学芸大学、東京大学、立正大学の各教授を歴任。1972年に『源氏物語の始原と現在』で注目される。2001年に『源氏物語論』で角川源義賞受賞。詩人としては、『ことばのつえ、ことばのつえ』で藤村記念歴程賞および高見順賞、『甦る詩学』で伊波普猷賞、『言葉と戦争』で日本詩人クラブ詩界賞受賞、『春楡の木』で鮎川信夫賞および芸術選奨文部科学大臣賞など、数々の賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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