出版社内容情報
生命あるものが、何故にかくまでも美しく存在するのか……。
その疑問を、恐竜・クジラから犬まで、多彩な花々と草木、チョウや昆虫、 そして魚や貝類など、多種多様の形態を見較べ、独自の手法によって探究する。 あらゆる「かたち」 は、最も美しいプロポーション〈黄金分割〉 比率へと収斂することを解明し、 自然界のダイナミズムと調和の意味するものを、全くユニークで大胆な思想へと構築する。
内容説明
生命あるものが、何故にかくまでも美しく存在するのか…。その疑問を、恐竜・クジラから犬まで、多彩な花々と草木、チョウや昆虫、そして魚や貝殻など、多種多様の形態を見較べ、独自の手法によって探究する。あらゆる「かたち」は、最も美しいプロポーション“黄金分割”比率へと収斂することを解明し、自然界のダイナミズムと調和の意味するものを、全くユニークで大胆な思想へと構築する。デザインから見た宇宙の仕組み。
目次
第1章 植物におけるディナージー
第2章 工芸におけるディナージー
第3章 生活術におけるディナージー
第4章 共有の無時間的パターン
第5章 共有の解剖学
第6章 自然の秩序と自由
第7章 ヘラスと俳句
第8章 知恵と知識
著者等紹介
ドーチ,ジョージ[ドーチ,ジョージ] [Doczi,Gy¨orgy]
ハンガリー、スウェーデン、イランなど長年、建築実務に携わる。現在はアメリカのシアトルに在住。デザイン・コンサルタントを務めるかたわら、シアトルの太平洋センターで、自然と芸術のかたちの展示発表のイニシアティヴを取っている。北西岸ユング心理学友の会創設者
多木浩二[タキコウジ]
1928‐2011。東京大学文学部美学科卒業。元千葉大学教授。専攻は、芸術学・哲学。建築・現代美術・舞台芸術などの活動を行ないつつ、一八世紀末から現代の政治、社会、芸術などの相関を通じて歴史哲学への問いに関心を集中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。