未来のルーシー―人間は動物にも植物にもなれる

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791772520
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

人類史のその先へ
出会うべくして出会った現代を代表するふたつの知性。霊長類学、そして人類学はもとより、考古学、宗教学、生命科学、AI、西田幾多郎、今西錦司など、森羅万象を縦横無尽に往還しながら、閉塞した人類がまさにすすむべき未来を模索する。世界とは何か、わたしたちとは何か。根源的問いに迫る究極の対談。

内容説明

出会うべくして出会った現代を代表するふたつの知性。霊長類学、そして人類学はもとより、考古学、宗教学、生命科学、AI、西田幾多郎、今西錦司など、森羅万象を縦横無尽に往還しながら、閉塞した人類がまさにすすむべき未来を模索する。世界とは何か、わたしたちとは何か。根源的問いに迫る究極の対談。

目次

1 人類の自然(プロローグ;人類の越境 ほか)
2 人類史のその先へ(“革命”はヒトに何をもたらしたか;意味の増殖と過剰の縮減 ほか)
3 生きられた世界を復元できるか(今西錦司と西田幾多郎;主体と環境の「相即相入」 ほか)
4 華厳的進化へ(述語論理の世界;生命はインテリジェンス ほか)

著者等紹介

中沢新一[ナカザワシンイチ]
1950年山梨県生まれ。人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了

山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952年東京都生まれ。霊長類学・人類学者。京都大学総長。京都大学大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。理学博士。日本学術会議会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

なお

39
生成AIの登場で、人間の知能が人工知能に代わられる懸念のある時代になった。今後、人の存在価値の根幹が揺らぐかもしれない。本書は、市場の論理で人に都合の良い環境にしようとする西洋的な価値観が行き詰まり、人と環境の相互作用を重んじてきた東洋的な世界観が解決に寄与するという。「生きる意味」の話がある。お互いに感じあい、皆で共有しあう事の深さ楽しさこそ…そこにはお互いに干渉しあわないけれど、お互いの存在を感じあえるような共存があるのだと書かれている。動物にも植物にもなれる人間の想像力で、温かな共存を描けるといい。2025/01/08

たつなみそう

8
人間外の思考としてのレンマ学、ゴリラの研究から人間に特有な虚構や第三者俯瞰の視点など、人文学と理学の地平は案外と重なっているのかもと思えた。数学者の岡潔の思考がレンマに近いというのも面白い。排中律を放棄した世界観、欧米の主語的でない西田のいう述語的思考、モノや動物に簡単に仮託できる情緒的側面をもつ日本アニメの新規性など、未来へつながる発想の芽が語られている。人間と動物を峻別するキリスト教的世界観の裏返しとしての行きすぎた動物愛護、人間と異界が地続きの日本など、キーとなる解釈がたくさんあるように感じた。2023/07/18

coldsurgeon

8
人類の進むべき未来を模索する対談。人間は、動物や植物とどう異なり、どのように変わりはないのかが、対談の中で触れられているが、自然と人間が対峙するのではなく、自然の中に人間がいて、互いに感覚をする併せながら、特に妥協せずに生きて行く姿こそ、本来のもののように思えてくる。2020/07/28

きり

6
知の巨人であるお二人の対談本。難しかった。「ルーシー」とは、1970年代にエチオピアで発見された猿人に付けられた名前より。人類の過去から未来へ遠い眼差しを向けた内容。神話的思考のはるか古代に、剰余は発生しなかった。エネルギーの総量は、人間と動物と植物の行為によって「保存」されていた。ところが、農業革命がこのエネルギーの保存則を破ってしまう。自然をコントロールしようとするのは、果たして良いことなのだろうか!?生物と環境が互いにつながり合って循環する共生圏を作ることに、未来への希望を見い出す。2025/09/19

どん

5
図書館本。著者と題名に引き寄せられて読み始めたが、とても難解。読むのに3週間くらいかかってしまう。あまり知らない言葉が説明もなく出現する。日本の文化、自然のとらえ方は特徴的なのだろうか。2020/11/02

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