火星の旅人―パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史

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  • サイズ 46判/ページ数 464p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791772452
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0010

出版社内容情報

名門に生まれ、日本を旅した男はなぜ火星に魅せられたのか
ボストン・ブラーミンと称され、ハーヴァード大学の興隆に大きく寄与した名門ローエル家に生まれたパーシヴァル。詩文をよくし、科学的知性を携えた青年は19世紀末アメリカの知識階級の伝統と逸脱に揺れ動きながら、日本へ渡る。ラフカディオ・ハーンにも読まれたジャパノロジストの足跡と、ラヴクラフトのクトゥルー神話に接続する“観測”という想像力を追う、俊英による新たなるアメリカ思想史。

内容説明

ボストン・ブラーミンと称され、ハーヴァード大学の興隆に大きく寄与した名門ローエル家に生まれたパーシヴァル。詩文をよくし、科学的知性を携えた青年は19世紀末アメリカの知識階級の伝統と逸脱に揺れ動きながら、日本へ渡る。ラフカディオ・ハーンにも読まれたジャパノロジストの足跡と、ラヴクラフトのクトゥルー神話に接続する“観測”という想像力を追う、俊英による新たなるアメリカ思想史。

目次

序章 消滅する媒介者
第1章 マサチューセッツ州ボストン
第2章 マサチューセッツ州ケンブリッジ
第3章 石川県鳳至郡穴水村
第4章 アリゾナ準州フラグスタッフ
第5章 火星
結論 イマジナリー・ライン

著者等紹介

入江哲朗[イリエテツロウ]
1988年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程。専門はアメリカ思想史、映画批評。2014‐17年に日本学術振興会特別研究員(DC1)、2017‐18年にニューヨーク大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

10
火星の運河は幻だったが、ローウェル天文台は冥王星を発見し、宇宙が膨張していることの証拠を初めてつかんだ場所でもある。「見えない世界」を捉えようする試みの魅力と危うさは、切り離せないのかもしれない。2021/01/10

志村真幸

1
 ローエルの評伝である。火星に運河があるという説で有名で、明治期にくりかえし来日したことでも知られるが、その生涯についてはよく知られていなかった。それをきわめて詳細な調査によって明らかにしたのが本書となる。  火星の運河という珍説でばかり取り上げられるローエルだが、副題にある「世紀転換期アメリカ思想史」のなかに位置づけることで、その実像が見えてきたように思う。天文学的な側面についても、進歩史観でない広い視野から再定位されており、納得であった。  そして何より文章に独特の風格がある。読む価値のある一冊だ。 2021/01/13

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1
火星運河説を唱えH・G・ウェルズやH・P・ラヴクラフトの想像力に影響を与えるもその名が忘れ去られようとしているパーシヴァル・ローエル(1855-1916)の生涯を19世紀後半から20世紀初頭のアメリカ思想史の流れから光を当てるというか文学者から天文学者になるという彼の変遷からアメリカ思想史を浮かび上がらせる力作。アメリカ大陸をアジアと誤認したコロンブスに始まる現実から飛躍しつつもあり得そうなことに対する熱狂的幻想がアメリカン・ドリームの起源にあるという巽孝之の議論を踏まえた上でのロマンティック・サイエンス2020/03/20

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