出版社内容情報
名門に生まれ、日本を旅した男はなぜ火星に魅せられたのか
ボストン・ブラーミンと称され、ハーヴァード大学の興隆に大きく寄与した名門ローエル家に生まれたパーシヴァル。詩文をよくし、科学的知性を携えた青年は19世紀末アメリカの知識階級の伝統と逸脱に揺れ動きながら、日本へ渡る。ラフカディオ・ハーンにも読まれたジャパノロジストの足跡と、ラヴクラフトのクトゥルー神話に接続する“観測”という想像力を追う、俊英による新たなるアメリカ思想史。
内容説明
ボストン・ブラーミンと称され、ハーヴァード大学の興隆に大きく寄与した名門ローエル家に生まれたパーシヴァル。詩文をよくし、科学的知性を携えた青年は19世紀末アメリカの知識階級の伝統と逸脱に揺れ動きながら、日本へ渡る。ラフカディオ・ハーンにも読まれたジャパノロジストの足跡と、ラヴクラフトのクトゥルー神話に接続する“観測”という想像力を追う、俊英による新たなるアメリカ思想史。
目次
序章 消滅する媒介者
第1章 マサチューセッツ州ボストン
第2章 マサチューセッツ州ケンブリッジ
第3章 石川県鳳至郡穴水村
第4章 アリゾナ準州フラグスタッフ
第5章 火星
結論 イマジナリー・ライン
著者等紹介
入江哲朗[イリエテツロウ]
1988年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程。専門はアメリカ思想史、映画批評。2014‐17年に日本学術振興会特別研究員(DC1)、2017‐18年にニューヨーク大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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